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第3話 ページ3

「あの....」
「すいません!えっと同じ部署の藤川蘭くんですよね!」
「え....あ、はい.....」

竹内の様子を見る。顔を真っ青。そりゃそうだ。もしかしたらおネエだってことがバレているかもしれない。

「ねえ!藤川くん!!一緒に飲まない!!?ちょっとこっち座って!!!!」
「え、あ、あの...」



なんとか藤川くんを座敷に座らせることに成功した。位置的には私と竹内が隣で座ってその向かい合わせに藤川くんが座っている感じだ。

「あのね、藤川くん....。もしかしてなんだけど、いまさっき竹内くんがどんな言葉で話してたー、とか聞こえてた?」
「.......ひぇ、いや...何も....知らないです....」

嘘だな。これバレてるな。ていうか多分私の事もバレてる。1つため息をつく。

「すいませーん、生もう1個追加でー!!!」
「あいよーっ!!!!生ひとつーっ!!!!」

「え、あの....」
「もうバレてるのわかってるよ。大丈夫。どうせ私のこともわかってるでしょ?」

すると藤川くんはバツが悪そうにはい、と呟いた。

「だって、竹内。戻っていいよ」

すると竹内は足を組み直して机に突っ伏した。

「はああああ〜、どうしよう。お先真っ暗〜」

まあまあ、となだめながら背中をさする。

「あの、た竹内さん。僕、い、言わないんで....安心してください.....」

.......。

竹内がバッと顔をあげる。

「えっ!!!ほんと!!?」
「は、はい」
「なにそれ〜!!!!めっちゃ良い奴!!!藤川くん!!!大好き!!!」

竹内のハイテンションに戸惑う藤川くんにニコッと笑って声をかけた。

「ありがと、藤川くん」
「あ....はあ.....」
「てか待って、藤川くんじゃなくてなんかあだなつけましょ!!!なんか他人行儀嫌だわ〜」
「お、いいね。何がいいかなあ」

藤川くんはさらに戸惑って目を泳がせている。なんだか可愛くてクスっと笑ってしまった。

「なんか、友達からよく呼ばれるあだ名とかある?」
「あ....。よくゲームする友達からは蘭たんって呼ばれてます....」

「お!!いいね可愛い!!」
「なら蘭たんね!!よろしく!!」
「よろしくお願いします..」
「よろしくね蘭たん。私Aでいいよ」
「あ.....。Aちゃん....。はい..」

ちょうどいいところに生が3つ届いた。なんだか楽しい夜になりそうな予感がする。

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Morio(プロフ) - らび。さん» 私もこういう系好きで書いてたんですけど、共感してくれるのめっちゃ嬉しいです泣...。創作意欲に繋がります!礼儀正しくコメントして頂いてありがとうございます(^^) (2020年2月21日 22時) (レス) id: af32573941 (このIDを非表示/違反報告)
らび。 - コメント失礼します…!初めて拝見させて頂いたのですが、作品のテーマがすっごい好きです…!こういうヒロインちゃんがあざとかったりオネエさんが居たり…。とにかくすごい好きです!これからも応援させて頂きます…!コメント失礼しました。 (2020年2月21日 19時) (レス) id: e83a98032d (このIDを非表示/違反報告)
Morio(プロフ) - アクトレモンさん» えー自分の作品好きって言われるのものすごく好きですありがとうございます笑 頑張っていっぱい更新しますね!! (2020年2月17日 7時) (レス) id: af32573941 (このIDを非表示/違反報告)
アクトレモン(プロフ) - え?好きです←←更新頑張ってください!! (2020年2月17日 2時) (レス) id: 4d94ffdfb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Morio | 作成日時:2020年1月20日 11時

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