あのこ【俳優】【女優】

続き ページ9

「そうなんです。それで休憩時間にうろちょろしてたらみなさんの楽屋を見つけちゃって...。迷惑でしたか？」
「そんなことないよ！むしろ来てくれてありがとう！」

楽屋から出ようとしていたはずの岸くんも目の前の一人掛けソファに腰掛けて笑いかけてくれる。優しいなあ、岸くん。
すると誰かが肩をとんとんって肩を鳴らしてきた。
振り向くとポッキーを持った高橋くんの姿。

「はい、あーん」

あまりに笑顔で差し出してくるものだからさくっと一口食べてしまった。
やっぱりポッキーは美味しい。

「はあ、Aみたいな妹欲しかったなあ」

Aも皆さんみたいなお兄ちゃんが欲しかったです...！そう言いたいけど、恥ずかしくて言葉が出てこない。なんだかもどかしい気持ちになりながら未だAのことを抱きしめてくれている平野くんを見やる。筋肉やべえ。もうバッキンバッキン。そのうちへし折られそう。

だけど、クラスにいるちょっかいばかりかける男子とはまるで違う男の人らしさは壁を感じる時もあるけど、暖かい雰囲気を感じられる。

「Aも...皆さんみたいなお兄ちゃん欲しいから、これからも仲良くしてください...！」

精一杯の勇気を振り絞って言ってみた言葉。
途端に騒がしかった楽屋は静まり返る。え、なんかいけんかった！？と慌てていると神宮寺くんが駆け寄って来てくれた。

「なにお前！！！まじで可愛い！！！仲良くさせていただきます！！」

すごく嬉しくって、やっぱり恥ずかしくって、ちょっぴり目を伏せた。

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リクエストありがとうございました。

ところで星が黄色に染まり上がりましたね。感謝の極み。これからも頑張って満遍なく黄色になるよう頑張りたいと思っておりまする。これからも作者とこの作品をお願いします。

10→←king &Prince(リクエスト)

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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