227*トドメ ページ27
「部長・・・そんなに心配なら、榊さんを呼べば？
どうして[彼女]である私に他人の事を聞くんですか？」
苛立ちと共に吐き出して、ハッとする。
部長は一瞬、表情を歪めたものの、
櫻井『ごめん』
部下思いなのはわかってる。そういうつもりじゃないのもわかってる。でも、他の女の子を心配してる事実が、リアルに伝わってくるのが嫌なだけ。
「わかってます、ホントは。
でも、[上司]と[部下]が何の障壁にもならないってわかっちゃったから」
気まずくて、手元を見ながら小さく零す。
榊さんが部長に惚れないとも限らないし、真面目に仕事に取り組むようになった榊さんは、きっと部長にとって守るに値する、かわいい部下の一人だ。
櫻井『バカだな、おまえ。
いくらオレが榊を認めても、オレに盾突くのはおまえだけなんだから、おまえにしか興味ねーよ(笑)』
「どういう意味ですか(苦笑)」
何の励ましにもならない。説得力もない。
櫻井『あのさ、かわいいだけの女なら、どこにでも居るんだよ。
でも、おまえは違った。
媚びないからオレも遠慮なく行けたし、かわいげが無いからこそ、かわいかった。
おまえしか刺さんねーんだよ。
そういう意味では、気には掛けても残んねーっつーか・・・部下で終わるんだよ。
おまえは弱いくせに強がって、こっちに気を回して隠して。
そーゆーとこが放っておけなかった。
オレならって。』
私の頬に右手を伸ばして、唇を押し当てて。
櫻井『"幸せにして貰う権利も、幸せにする力も持ってる"とか言いながら、オレならちゃんと愛してやれるし、それと同時にオレも幸せにして貰えるのにって思ってた。
まぁ・・・部下に気に掛けるのはこれからもずっとだろうし、そこは割り切って諦めて貰うしかねーけどさ・・・』
ふぅと溜め息を付いて、
櫻井『オレのこと、嫌いになった？』
私にトドメの一言を投げ掛けた。
《227*トドメ》
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さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» 荒ぶり過ぎｗｗｗｗ 荒ぶるぶちょーはいいぞー激しいのはいいぞーすげーぞー(何が？)いつもありがとー(はーと) (2020年9月9日 0時) (
レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - あぁぁぁぁぁたまらない!!怒りを堪え微笑むぶちょー バッサリ笑顔で切り捨てるぶちょー からの!!激しいぶちょー (夜だから更に←荒ぶるwww)同棲っていいね(はーと) (2020年9月8日 23時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» うひゃひゃっ！荷物まとめて！根回し手回し、周到よね、さすがだわ(何が？ｗｗ) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - まよゆりさん» ちゃんと言葉にできるオトコって最高！しかもこっちが喜ぶことを言ってくれる！(当たり前だよおまえの脳内だからなｗｗ)仕事も出来るし、本当にいけめん(号泣)。素晴らしい！(自画自賛) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - さすが部長手回し良い!!そしてかわいい!!早く荷物まとめなきゃ！ってなった(はーと)うひゃー (2020年8月24日 7時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか(彩)
| 作成日時：2020年4月4日 0時
