226*少しの嫉妬 ページ26
「誕生日当日の休日出勤で着けてて欲しいのに、それを即しわくちゃにするつもりですか？」
低めの声でゆっくり訴えると、
翔『・・・ごめん』
部長がトーンダウンする。
「その使い方の良し悪しの問題じゃないですよ？」
一言添えると、
翔『ん。』
部長がまた私を抱き寄せる。
翔『寝ようか、明日も仕事だし』
そう言って立ち上がり、私の手を引いて洗面所に向かう。
寝る準備を済ませてベッドの中で私を抱き寄せて、
翔『おまえのこと、夜に欲しい』
そう言って私を包み込んで眠りについた。
.
.
櫻井『始めよっか』
実験にも似た確認の準備を終え、部長がそう口にする。
「そういえば榊さんは？」
二人で進めることを前提の部長に問い掛けると、
櫻井『アイツはちょっと無理し過ぎ。
休日出勤なんざさせる訳にいかねーだろ。
・・・まぁ、二人きりが良かったっつー本音もあるけど。
アレは強制的に休ませねーとダメなやつ』
「確かに私達が出勤してるって知ったら出て来ますよね・・・」
櫻井『たまには仕事を忘れて、友達と遊ぶとか彼氏とデートするとかしねーとダメなんだよ。
にしても、急に真面目にやるようになって、有難いけど何があったんだって、ちょっと不安になるけどな・・・』
無理の具合は月見以上だなと零す部長に、それ以上心配して、気に掛けすぎて心移りなんてしないよねとモヤモヤしてしまう。
櫻井『おまえ、本契約の日に"頑張ろうって話を終わらせた"っつってたけど、何かあったのか？
松潤とのことで弱みを握られた、みたいな感じだった筈だけど、それだけ？
榊、月見とのやりとりに神経使ってるみたいだけど』
どうして逆に私が弱みを握ってる、みたいな結論になるの？
「仕事を頑張ってくれたらそれでいいんですけど。
弱みでも何でもないです」
素っ気なく返してしまう。
《226*少しの嫉妬》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 428人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» 荒ぶり過ぎｗｗｗｗ 荒ぶるぶちょーはいいぞー激しいのはいいぞーすげーぞー(何が？)いつもありがとー(はーと) (2020年9月9日 0時) (
レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - あぁぁぁぁぁたまらない!!怒りを堪え微笑むぶちょー バッサリ笑顔で切り捨てるぶちょー からの!!激しいぶちょー (夜だから更に←荒ぶるwww)同棲っていいね(はーと) (2020年9月8日 23時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» うひゃひゃっ！荷物まとめて！根回し手回し、周到よね、さすがだわ(何が？ｗｗ) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - まよゆりさん» ちゃんと言葉にできるオトコって最高！しかもこっちが喜ぶことを言ってくれる！(当たり前だよおまえの脳内だからなｗｗ)仕事も出来るし、本当にいけめん(号泣)。素晴らしい！(自画自賛) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - さすが部長手回し良い!!そしてかわいい!!早く荷物まとめなきゃ！ってなった(はーと)うひゃー (2020年8月24日 7時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さいか(彩)
| 作成日時：2020年4月4日 0時
