223*アノトキノコト ページ23
翔『廊下側はマズいからあっちで』
「あ、はい」
出入り口から窓際に移動して、部長がカーテン越しの窓に身をもたげたので、私も同じように隣に並ぶ。
翔『何かすげぇ複雑なんだけど、でもやっぱりこれが一番正しかったんだろうなとは思う』
手元を見遣ったまま、部長は零す。
本音からいくと話して欲しかったよ？と。
でも、聞いてたら事前交渉で私情を挟んでいたかもと。
翔『正直、部長が出て来ない事に対する不信感はあった。榊や桐島には言ってたし。
おまえには言ってなくてよかったよ。板挟みにして苦しめるトコだった』
苦笑いを浮かべて、
翔『松潤は分かってて当然だよな・・・
もしかしたらそこに一番の疎外感を感じてんのかもしんねぇ』
綺麗な顔を歪めて、
翔『あいつに嫉妬すんのは違うだろうけど、それでもやっぱ妬けんだよ。
悔しいよ、あいつのがおまえの事を分かってんのが』
そう不満を口にして、私を不意に抱き締める。
翔『カーテン無かったら色々とヤベーな(苦笑)』
ぎゅっと力が込められて、
翔『仕方ねーのは分かってんのにな・・・』
ぽつりぽつりと零れる言葉は、私の反応を求めるものではなく整理の為の吐露だと思い、黙って腕を腰に回す。
ひとしきり零し、私から身を離したその瞳に吸い込まれる。
音もなく触れる唇を受け止め、
翔『焦ってないけど、名実共におまえの一番になれるなら、さっさと結婚するべきか？って思ったよ、正直(苦笑)』
困った顔の部長に、
「前に、父の名刺を渡してたから」
翔『ああ・・・会議の時の資料で気付いたって事か』
「はい」
翔『それでアイツ、あの時先に榊の意見を聞いたんだな。
何でおまえを飛ばしたんだろうって思った』
「だと思います。
私の後からは榊さんも言いにくいだろうし」
《223*アノトキノコト》
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さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» 荒ぶり過ぎｗｗｗｗ 荒ぶるぶちょーはいいぞー激しいのはいいぞーすげーぞー(何が？)いつもありがとー(はーと) (2020年9月9日 0時) (
レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - あぁぁぁぁぁたまらない!!怒りを堪え微笑むぶちょー バッサリ笑顔で切り捨てるぶちょー からの!!激しいぶちょー (夜だから更に←荒ぶるwww)同棲っていいね(はーと) (2020年9月8日 23時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - 奈穂さん» うひゃひゃっ！荷物まとめて！根回し手回し、周到よね、さすがだわ(何が？ｗｗ) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
さいか(彩)(プロフ) - まよゆりさん» ちゃんと言葉にできるオトコって最高！しかもこっちが喜ぶことを言ってくれる！(当たり前だよおまえの脳内だからなｗｗ)仕事も出来るし、本当にいけめん(号泣)。素晴らしい！(自画自賛) (2020年8月24日 8時) (レス) id: e81d6acf86 (このIDを非表示/違反報告)
奈穂(プロフ) - さすが部長手回し良い!!そしてかわいい!!早く荷物まとめなきゃ！ってなった(はーと)うひゃー (2020年8月24日 7時) (レス) id: e012292fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さいか(彩)
| 作成日時：2020年4月4日 0時
