猟犬6人目、事務仕事が出来ない

本日二時 ページ3

『終わったぁ！』

｢九割は私がしましたけどね｣

『まぁまぁまぁ』

あの量をやったんだ、かなり疲れていそうなのに何時もとあまり変わらない顔つきの条野
一寸怒っていそう…ってくらいの顔つきだった(？)

『じゃあ私はこれを隊長に持っていきますので！』

｢私も一緒に運びますよ、貴方一人では大変でしょう｣

その言葉に裏はないのだろうか…(酷い)
ただデスクに積めば私の身長など優位に越してしまう量だ。
幾ら私が馬鹿力で強くてもこの量は絶対私が潰れる…
そう思ったため素直にお願いした。

道中


｢そういえばAさん、本日締切の報告書は御自身で書き上げたのですか？私の方にはありませんでしたけど｣

『ｷﾞｸｯ』

言えない…無くしちゃったなんて…言えない…でも書いたとか言ったらこの後出して下さいとか言われるだろうな〜〜これ私死んだわ(この間0.02秒)

｢貴方は心音が変わらないから厄介なんですよ…まぁどうせ無くしたとかやってないとか何でしょうけど｣

呆れた声で無くした、やってないを強調する条野
ご最もでございます……
心音どうこうが気になる？ただ心音が上がったり下がったりしないってだけだよ

『無くしちゃった…』

｢全く…しょうがないですね｣

この後新しくあげますからやりますよ。とまた呆れ顔をする条野。
私の小声を確りキャッチ出来るのは猟犬部隊(特に条野)くらいだろう

『はぁい…』

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