裏組織のプリンセス (ページ9)

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理由ページ9

『まぁそれで私が居るってワケ』

｢(今の話…理由が入ってなかったような…やっぱり話しずらい事だったのかな、うわ〜なんて事してしまったんだ！僕！)｣

｢A、理由を話してないよ｣

太宰がくふくふと笑いを堪えているのが分かるが、もうそれは笑っていると思う私

『え、あ…そうだっけ？』

｢そうだよ、敦くんが百面相してて可哀想ったらありゃしない｣

ついには吹き出した太宰。私はお前を許さない
くそ〜〜っ、せっかく大人っぽく決まったと思ったのに…！
肝心の、しかも聞かれていた事を話していなかっただと…！？！？恥ずすぎるんだが！？！？！？！

『うわ〜ごめんね敦くん、全然話しずらいとか話したくないとかじゃなくて…！』

｢大人っぽく決めようと思ったんだよね、分かってるよ｣

さっきっから声を上げて笑っている太宰
それが割り増しで私を恥ずかしくさせるので出来れば黙っていてほしい。

『まぁ辞めた理由は、ただ殺しが出来なくなったからかな。ポートマフィアなのに殺しが出来ないのは中々致命傷だからね』

｢ほーんと、あれだけ殺したのに急に出来なくなった。なんて言われても信憑性0だけどね｣

『ね〜、私もなんで出来なくなったのか分かんないもん』

裏組織のプリンセスから派生して殺戮のプリンセスとも話されていたのを私は忘れない。
〜プリンセス系の異名が多いんだよね私