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幹部サマ ページ8

「そういえば、何でAさんはポートマフィアを辞めたんですか?っあ、話したくない事だったらすみません…」


『あー、ね?別に話せるけど…長いよ、まじ』


「え〜!聞きたい聞きたい。良い質問をしたね、敦くん」


えーっとね。そう話を切り出す
あの日の事を、大事な事を断片的にぽつりと話し始めた


それはとある夏の日
特に蝉が煩い日だったのを覚えている




私はポートマフィアを辞めた




ポートマフィア。
入るのも辞めるのも簡単な話では無い

それに私は優秀な成績を残した幹部などではなく、首領に拾われた下っ端構成員だったのだ


こうして今も命があるだけ奇跡とも言える
…何も枷が無かったかというとまた別の話だが。

私はポートマフィアの下っ端だったが、首領に拾われた身。
言わば首領のお気に入りだ
今こそ首領と呼んでいるものの、昔は名前で呼ばされた事も何度か。


そんなお気に入りが辞められたのは姐さんや中原さんのお陰だった。
尾崎紅葉、中原中也。
首領を支えるポートマフィアの幹部の二人


いくら私が辞める節の話を持ち掛けてもうんともすんとも言わず、ただ「そういえば、Aちゃんが好きなお菓子買ってきたんだよね〜」とか「あっ、急用を思い出したよ。その話は今度ね」とかはぐらかしてばかりだった

それなのに、2人に相談した結果、何回か攻防戦はあったものの"とある事"を条件に私はポートマフィアを脱退した
幹部の力ヤベェと心から思ったもん。まじ


まぁそんな事はどうでもいいんですけどね!!
私の行方、どうなったと思います??ん????

理由→←むかし



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作者名:はな | 作成日時:2023年9月12日 22時

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