最悪な切り方 ページ23
『え！？今そこで切ります？普通！』
「いーじゃない、敦くんは逃げられたのだから」
『芥川が可哀想！』
はいこんにちは、久しぶりですね？
ただいま太宰さんと一緒にいます
結構上手く行ってるっぽいです
次は特務課に囚われな身の鏡花にかけるそうです
鏡花の事は大好きだけど…この人が関わるとエグイ事になりそう…
目と耳をちぎってしまいたい！
「気に入らないな、元殺し屋に善人になる資格はない。君は本当にそう思っているのか？」
ここには元殺し屋が2人いるのに！？！？
それって私にも言ってます！？
『太宰さんそれドキッと来ました、怖いです！』
「ちょっと…今シリアスな雰囲気なんだから……」
『それ私が空気読めないみたいな言い方ですねぇ！？』
「だから私はそう言いたいのだよ」
ギロッと睨まれたので辞めます
裏の太宰さんが出てきました、怖いよ
なんか事前に言ってほしい、これから黒太宰出てきますよ〜って
「たかが35人くらいなんだ」
名言か？？でも鏡花はそれ気にしてるんだからな！！
と思っていたら結構いい事言ってたので涙ぐみました
私も探偵社入れますか？？？って言いたくなったよ
「生き方の正解をしりたくて、誰もが闘ってる」
これ、アニメだったら今ここで主題歌流れてますね、いい話だ…
「どん底を行く、ストレイドッグスのように」
太宰さんはそれだけ言い終わると私にヘッドホンを渡してきた
おそらくは鏡花に言葉を投げてやれという意味だろう
そのヘッドホンを受け取り、椅子に座った
鏡花の生死を賭けるようなものなのに、私は不思議と落ち着いていた
きっと、太宰さんなら上手くやる。私がヘマをしても
そう思えるから、こんなに胸が暖かいんですね
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作者名：はな | 作成日時：2023年9月12日 22時
