sweet:28 ページ28
*
「A？どうしたの？」
相川君の誕生日を入れたら、開いてしまった手帳を少しだけ覗いた。
「へっ…あっ…いや…ちょっと先に教室行ってて」
「え？」
「や、やらないといけないことがあるの。」
そういうと、わかった。と言って
彼は、教室まで歩いた。
文字が沢山並んで
相川君。という名前も書いてあったように見えた。
確かに、私の字にも見えるそれは
私の記憶にはない内容だった。
これが、私の知らない
少し前のことなのだろうか。
相川君の名前なんて一瞬しか見えなかったのに
何故だか、彼の隣で見れる気がしなかった。
私は、まだ少しある朝の時間に
図書室の奥にある部屋まで走った。
*
淡々と、今までのことが日記のように書かれていて
1日数行、その日あったことを
箇条書きなり、いろんな風に書いていた。
たとえば、最初のページには
『今日は相川君に階段から落ちそうな所を助けてもらった。』
なんて書いてある。
これは、知っている気がする。
日付は書いてないせいで、
いつのことなのかはわからないけれど
私は、相川君に助けてもらった。ということは何故か知っていた。
『ネクタイを直すことがお礼だなんてよくわからない人』
たぶん、この時のお礼をネクタイを毎朝締めるってことにされたんだよね。
『相川君は、何度もわたしを助けてくれた。』
何をしてもらったのか、
あまりわからない。
いつか、私が階段から落ちそうになったのを助けたのは、私が勘違いして相川君と呼んでいた"黒崎君"だった気がする
相川君には、何をしてもらったのだろう。
『最近、よく相川君と帰る。』
短い文だけど、
思っていたより、相川君とはよく話していたみたいだ。
『この間、相川君は仲の良い先輩を教えてくれた。』
彼方先輩…のことだろうか。
『最近後をつけられている気がする』
突然、違う内容が現れて正直驚いた。
『相川君に話したら、一緒に帰ってくれるらしい。優しい人だ』
だけど、私はそれを相川君に話した。
………相川君のことを黒崎君と間違えていたことが少し申し訳なくなってきた。
『最近、相川君と話すとドキドキする』
ふっと、その文に目が行ったとき
胸が突然ドキドキしてきた。
彼が相川真冬だと理解してから、
黒崎君を相川君だと思っていた時に持っていた、よくわからない感情が
また、戻ってきた。そんな感じだ。
その時、チャイムがなって
私は、ハッとして急いで図書室から出た。
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ちょこ - Rmdさん» ありがとうがざいます！ちょうどいい甘さでよかったです！ルスさんエンドも欲しい。。。 (2020年10月30日 0時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - めろさん» 何度もリピートして、読んでいただきありがとうございました。内容を新しく、更新しましたが、前回の内容はどこかで生かせるようにしていきたいと思っています。コメントありがとうございます(^^) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - ちょこさん» 更新が遅くなってしまい申し訳ないです！全部書き直して、更新しました。続きを楽しみにしていただいてたストーリーはまたどこかで使って書いていきます！！ (2020年2月26日 0時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
めろ(プロフ) - とても好きな作品です！何度もリピートしてます更新とても楽しみにしてますね！ (2019年12月19日 16時) (レス) id: 056eaf4126 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rmd | 作成日時：2019年10月18日 23時
