こんにちは、ぼくのミライの相棒。【歌い手】【めいちゃん】 (ページ8)

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Disc　7．ページ8

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「…やらかしたな」

ソファで寝落ちていた気がするが、

起きたら自分のベッドで寝ていた

うっすらと記憶にあるのはレンの腕の感触と温もり

…冷静になろう。そう思いシャワーを浴びる

「うーん…」

当然自分もお酒をかなりの量を飲んだため

記憶が所々曖昧である

久々に人と晩酌をしたからか、調子に乗ってしまった

反省しながらも、またレンとかGeroさんとも飲みたいな〜と思った

タオルを手に取り簡単に体を拭いてそのままリビングへ向かおうとした

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝｶﾞﾁｬｯ

インターホンがなったと思った途端、ドアが開く音がした

ちょっと待て、鍵閉めてなかった？この格好見られるのはまずい。そもそも誰だ勝手にドア開けて入ってくるやつ。

『こんちゃ〜〜〜荒木さんですけど〜』

ズカズカとこちらへ向かってくる足音がする

荒木？あらき？アラキ？？？は？？？

「ちょっっっとまて、お前なんで勝手に入ってきた？」

必死に持っているタオルで体を隠しながら服を探す

『今日お邪魔するって言ったじゃないですか、て

なんて格好してるんですか。変態？露出狂？』

「風呂はいってたんだよ、まず勝手に入ってくんな」

『いやだって鍵あいてたしインターホン押したし、もうほんと不用心なんだから〜』

そういいながら散らばった部屋を片付け始める荒木と名乗る男。

赤い派手な髪がトレードマークの彼

言わずもがな彼も歌い手である。

こうしてぼくの家へ時々遊びに来るついでに掃除をしに来てくれる。ぼくにとっては家政婦さんみたいな感じ

「まじでお前変装とかしないよね、なんでバレないの？」

こんな派手な見た目をしているのに何事もなく無事に道を歩けるのか

『おれ買い物以外出歩かないし、今日も家からタクシーでここまで来た』

あぁ、こいつ小金持ってやがったわそうだった。

「なるほど、売れっ子ですわね」

『何言ってんの、あんたほどじゃないわよ』

冗談を言い合いながらそっと着替えて掃除を手伝った

『んー？これめいちゃんさんのじゃないっすか』

「え？どれ」

『このピアスとリング、見覚えのあるからさ』

そういえば昨日重たい〜とか言いながら外してたなと思い出した。

『え、もしかして…』

「いや違う、お前が想像してるのとはちがう。

確かにめいちゃんはこの家に来たけど、断じて違う。」

『へぇ〜〜〜』

「ニヤニヤすんな」

すかさずぶん殴った。

にしても返さないと。後で行くか…

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