こんにちは、ぼくのミライの相棒。【歌い手】【めいちゃん】 (ページ3)

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「久しぶりだね。めいちゃんくん」

ﾋﾂｷﾞ、小さなライブハウスで出会った

小柄なのに迫力のある唄声で会場を魅了にした

変な人。すごく変な人。

落ち着きのあるほんのり低音の声。

すぐに思い出した。

『ｱｯ、え、あのﾋﾂｷﾞ？え？ほんと？』

「ここ、肉チョモハウスなんだ。ごめんね邪魔して。」

『いや全然！ちょっと、え、どうしよ』

「どうもしないでいい！帰る！頑張って！！」

『ちょっと待って、お願い』

もっと話したい。ボクがどれだけ成長したのか知って欲しい。

「大丈夫、君がすごく頑張ってるのいやでもわかるよ」

『それでも聞いてほしいことがあるんです！』

「今度にしよう！！！いまはやめよう！！」

『じゃあ連絡先教えてくださいよ！！』

「ごめん今スマホ持ってない！！」

『その右手に持ってるのはなんですか！！！』

「た○ごっち！！！！」

玄関先でギャーギャーしてると後ろからぞろぞろとやってきた

『めいちゃんなにしてん、、、お姉さん困っとるやん』

『めいちゃんさんそんな趣味あったんですか…』

『やめときましょ、めいちゃん、ハウス。』

待って、Geroさんがこの人知らないのはありえない

『Geroさん！この人！ﾋﾂｷﾞですって！！』

「おいちょっと、やめろや」

『…？』

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『…あ！！！ﾋﾂｷﾞってあのちびっこゴリラちゃん！！』

「裏でそんな呼び方してたんすか兄さん」

『あ、やべ』

『Geroさん最低すぎ』

『お前も言ってたやないかい！！』

ギャーギャーもみ合いの中、1人冷静に放った

『あの、皆さん、ここ玄関なんで、中入りません？？』

やまざき止めてくれてありがとう。

「でもぼくは…」

『ええやんちょっと話そや』

Geroさんナイスアシスト。

そうしてボクの今までをﾋﾂｷﾞさんに沢山話した。

ﾋﾂｷﾞさんの今までも沢山聞いた。

今は歌い手として活動をしていないということを知った。

ボクの活動の原動にもなった彼女が活動を辞めたことを知らなかった。

「…でも君が沢山もがいていた事も、何事にも全力で頑張っていたことぼくは知ってるよ。えらい。」

『…ﾋﾂｷﾞさん、オレ、ﾋﾂｷﾞさんの歌声とか、パフォーマンスとか凄い尊敬してて』

「そんなの顔見ればわかるよ、見られてるなって思ってたし

カッコ悪い姿見せれないって内心焦ったりしてた」

当時の心情も笑いながら話してくれた。

微笑む顔も懐かしい。

やっぱりﾋﾂｷﾞさんが大好きだ。