こんにちは、ぼくのミライの相棒。【歌い手】【めいちゃん】 (ページ12)

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Disc　11. ページ12

．

『wwwwwwwwww』

「お前頭いかれてんの？」

『でもほら、なんか吹っ切れたでしょ』

そう言われればそうかもしれんけど、突拍子もないことするなよな

「…言っちゃったもんはしかたない。撮るぞ。」

『はいはいお供します〜』

なんかソフトのアップデートだったり機材の設定だったり全部荒木にやらせた。もう覚えてなすぎる。

少し声出ししておくか。

「あーーあああーーーﾝﾞﾝｯ」

『おーおっさん咳払いきたぁ』

「うるせぇなァこうした方が声出やすくなるんだよ」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンが鳴った。

『誰すかね宅配？』

「いや、頼んでないけど… 見てくる」

防音室の扉を開けインターホンにモニターがないため直接玄関へ向かう。

ｺﾝｺﾝｺﾝｶﾞﾁｬ

「え」

『A、何してんの！？』

レンが突撃してきた

「え、えっと… あいつのせい。」

『えぇ、自分すか』

『あらきさんまだいんの！？』

僕が配信をしていたのを気づいて急いできたらしい。
そしてまだ荒木がここにいることにさらに驚いてる。

「んと、配信を勝手にしたのは荒木で

投稿しろって言ったのもこいつだから

全部こいつ」

『いやいや、手伝え言われたから手伝ってただけっすけど』

『まじで歌うんですか』

二言は無い。言ったからにはちゃんとやる。

「言っちゃったもんはしゃーなしだしやるかァ」

『MIXからマスタリングまで全部やる』

「何言ってんだお前」

反射的に突っ込んでしまった

『ﾋﾂｷﾞさ、ここはちゃめさんに甘えとくべきよ』

「う、、、たしかになぁ…」

『なんでもやりますやりましょうすぐに』

レンの目のガチさにビビりながらもデスクの前へ、マイクの前に立つ

「…何歌うのこれ」

『あー決めてないっすねそういえば。』

『ﾋﾂｷﾞと言ったらアレ』

「えー…あれ歌うの…」

動画とかでは表に出さず、昔に行ったLIVEでごく稀に歌っていた曲

「むずくね？」

『『ブレス無くて草』』

が
やっぱﾎﾞｶﾛは神経と体力が削れる。それが楽しいまであるけど

ほんと何年かぶりにマイクに向かって声を出す

ヘッドホンで音を取りながら発声していく

『ﾋﾂｷﾞ体力カス、肺活量カス』

「本当にそればっかりはもう…サボりすぎた」

『頑張ってくださいよ〜』

荒木にはボロカスに言われ、レンには励まされる

飴と鞭

悪戦苦闘しながらマイクに向かい絶叫した