【銀魂】電車に乗ってただけなのに･･･その3

○101話 ページ22

話に夢中になってしまった




気がついたら屯所近くまで来ていた




「ここで大丈夫です！ありがとうございました！！
気をつけて帰ってください」




桂「あぁ、お主も気をつけてな
では、帰るぞエリザベス！」




“はい、桂さん”




そういうと目にまとまらぬ速さで消えてしまった




屯所に戻ると小林さんが心配していた




小「おかえりなさい！遅かったから心配してたのよ」




「ごめんなさい、ひったくり犯を捕まえてたら時間がかかってしまって…」




小「え！？あら、そうだったの！！
大変だったわね汗
怪我はない？」




「はい、大丈夫です！」




小「あら、そのひったくりの犯人は？
もう土方さんたちに預けてきたの？」




「え、、、、あーーーーーーー！！！！！！」




しまった！！




桂さんが気絶させてうっかり置いてきてしまった！！




「ご、ごめんなさい！！
ちょっと戻りますね！！！」




小「あ、あらあら」




小林さんの苦笑いにも気がつかずあの場所に急いで戻ろうとした時




ドンッと誰かにぶつかってしまった




「うわっ！あ、土方さん！！」




土「おぉ、なんかあったのか」




「あ、ちょうどよかった！
来てください！」




土方さんを連れて先程の場所に戻ると犯人はのびたままそのまま倒れていた




よかった…




「この人、女性の鞄をひったくろうとしたんです
それで捕まえたんですけど」




土「お前まさかそのまま置いてきたのか」




「うぐっ…はい」




土「なにやってんだ！！こいつが目を覚まして逃げたらどうするつもりだった！」




「ﾋﾞｸｯ！す、すみません！！！」




鬼の副長マジで怖え！！！




土「ったく、とにかくこいつ連れてくぞ」




ひったくり犯を引きずる副長とその後ろを私がものすごく落ち込んだ様子で歩くというなんともカオスな状況が出来上がってしまった




そんな状況で屯所に帰ればまぁ噂になるわけで




何があったのか他の隊士さんたちにめちゃくちゃ聞かれた




うっかり桂さんの名前を出してしまいそうになったがさらに怒られる&桂さんに迷惑がかかるので全力で誤魔化した




沖田先輩にもちゃんといじられて




やっとの思いで家に帰ると




笑顔で3人がおかえりと言ってくれたので疲れが吹っ飛んだ




夕飯は桂さんの話で持ちきりになった




あんなことがあった




こんなことがあった




当事者から聞く話は新鮮で




夜中まで話し込んでしまったのでした

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