Isolde (ページ7)

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『練習生時代、このメンバーに助けられたなっていうのはある？』

「誰だろう？でも本当に人見知りだし、みんな綺麗な顔してるから本当に近づけなくて、初めの一週間くらいはレッスンの先生と一緒にいました」

HC「それ思ってたのは俺らね。話しかけたいのにいつもヌナとかヒョンといるから、話しかける隙なかったもん」

『メンバーで一番初めに話したのは？』

JN「俺だよね？」

「あ！ジェノオッパだ。そうだね、練習終わりに！」

あ、って思い出したわたしに、何席か離れたところに座るオッパが忘れてたの？って拗ねた顔をした。忘れてないよって首を振る。忘れてないよ、多分、少し記憶が曖昧だっただけ。

『お〜ジェノが！大丈夫？って？』

JN「同じ仁川出身だと聞いて、話してみたかったんです。練習終わりに一人で自主練してるのを見て話しかけてから、よく話すようになりました」

HC「ジェノは俺たちになんも言わないでルデと仲良くなってたんです。だから練習生たちの中でもルデと話せるのはジェノしかいないって有名でした」

『チソンじゃないんだ、意外だね』

JM「チソンアも人見知りだから…。ふたりが話せるようになったのは、ジェノがチソンのことをルデに紹介してからだよね」

隣のん？って顔をしたチソンと目が合った。わたしたちが話せなかった頃と全然ちがう、かっこよくなったチソンにちょっとムカついて顔をふいって反対側に向けたら、や〜！ってチソンの方を向かされた。

『じゃあルデがいちばんに話したのはジェノだったんだね』

「はい、今もすごく頼りになるオッパです」

JM「あれ、それこの前ジェミンオッパだって言ってなかった？ん？」

「ふふ、忘れちゃった」

『ホント仲良いね〜！好きになっちゃったりとかしないの？』

MCのお兄さんに笑ってないですよ〜と答える。こういうの、ちょっとでも返事を間違うとすごく燃えるから答えたくないんだけど…。

そこから庇うようにヘチャンオッパとロンジュンオッパが、ルデはだらしないとか意外とすぐ怒るとかそんな理由をつけて妹にしか見えないです〜とか答えてた。別に妹にしか見えないのはいいけど、マイナスなこと言われたから少し拗ねてる。

練習生のときジェノオッパを好きだったのを知ってるチソンが、隣で心配そうにわたしの手を握った。平気なのに。

小さいときの初恋は、一時の気の迷いだもんって、言い聞かせてる。わたしはドリムのみんなが大好きだしね。