Isolde (ページ13)

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Jisung side

HC「は？」

RJ「…」

HC「は、？マジでなにこれ」

RJ「何」

見ろよって、ちょっと不機嫌そうにロンジュニヒョンにスマホを向けたヘチャニヒョン。隣にいたジェノヒョンも画面を覗き込んでる。

IL『えくぼはこいの、おとしあな？』

JS「…え？なんでそれ、昨日の」

HC「チソンもいたの？これ、ユタヒョンからグループに送られてきたんだけど」

JM「ルデちゃんどこ？」

JN「さっきチョンロと飲み物買いに行くーって出てったよ」

HC「は！じゃあまたヒョンたちに会うかもじゃん！」

MK「ヒョンたち今日はいないといいけど…」

マジでヒョンたち、はあ、って怒ってため息をつくヘチャニヒョン。これは正直、いつか来ると思ってたよ…と諦め気味のマクヒョンだけど、そんなに余裕はなさそう。

「ただいま戻りましたー」

HC「ねえ、昨日ヒョンたちに会ったの？」

「昨日？… あ、会ったっていうか偶然。チソンといるときに」

HC「無視しろって言ったよね。話したの？」

「話しかけられたのに無視できないよ、先輩だもん」

HC「ヒョンたちに愛嬌振りまいちゃってさー」

「なんでそんなに怒ってるの、わたし、悪くないよ」

JN「そうだね、おいで。… へチャナ、ルデに当たんないで」

少し泣きそうになりながらヘチャニヒョンの前に立つAをジェノヒョンが回収して行った。ジェノヒョンの隣に大人しく座って、昨日のことを話すA。

HC「マジでさ、ほんとにAのえくぼは恋の落とし穴なんだよ。ふざけないで、真剣に」

RJ「誰もふざけてねえよ」

「まず恋の落とし穴ってそういうことだって、わかんなかったもん」

JM「あいぐ〜〜！今知ったの〜かわいいね〜」

RJ「馬鹿だろ普通に」

MK「日本語だから仕方ないよ。ルデ、ユタヒョンがごめんね」

日本語わかんないもん〜ってジェノヒョンの肩に頭を乗せて怒るAにヒョンたちがぞろぞろくっついていて暑そう。このヒョンたち、本当に話通じてるのかな。

まあ…。僕も正直、こいのおとしあな？知らなかったから、さっきへチャニヒョンが言ったので初めてわかった。さすが僕とA。Aは国語、得意だったはずなんだけどね。

でも本当に、えくぼは恋の落とし穴、かもしれない。笑うたびに出てくるそれが、Aの綺麗な顔をふわ〜ってかわいく彩るそれが、僕は大好きだし、きっとみんなも大好きだ。