Isolde (ページ24)

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8 - 秋の運動会ページ24

Jisung side

「オンニ、ほんとうにこれなの···？」

『いつまで言ってるの！収録始まるよ』

「む、むりむりっ」

『ほらチソン、連れてって』

ルデの腕を引いたメイクヌナが僕を見てそう言って。ヌナに押されたルデの体には薄い大きいブランケットがぐるぐる巻きにされてて、行きたくないって駄々こねてる。

何がそんなに嫌なのか今来た僕には全く分からないけど、多分衣装かな？くるくる巻かれた髪の毛に、薄く施されてるメイク。もう行く準備は万端なのに動かないから、僕がおんぶして行くことになった。

HC「ルデちゃん今日の服見せて？ん？」

「やだ。撮影はじまるよ。オッパたちあっちでしょ」

HC「ちぇ。俺もルデちゃんと同じチームが良かった」

RJ「お前いなくても別にいいよ俺たち」

JN「うん」

00年生まれのヒョンたちが同じグループみたいで固まってる。僕とルデは最年少と最年長のチーム。ヘチャニヒョンは塊から抜けてきて、僕の背中に乗ってるルデのブランケットをひらり、めくった。

衣装が恥ずかしいのかずっと不機嫌だけど、いつまでもそんなことをしてるわけにはいかなくて。もう始まりま〜すって聞こえた声に、スタイリストヌナがルデの体に巻かれたブランケットを剥がした。

JS「は、？」

CL「可愛い。似合ってんじゃん」

「…」

TY「えっ、ちょっと、ルデちゃん？！」

DY「わお」

やだ、って呟いて僕の後ろに隠れたルデ。ブランケットを剥がしたら出てきたのは、チアガールみたいなユニフォームで。もちろん秋だから一枚じゃないけど、白いタートルネックのピチッとしたインナーの上に、青と黄色のラインが入ったユニフォームは、色が白いルデにすごく似合ってる。

HC「マッジでかわいい、おれ、マジで、」

JN「可愛いね？すごく似合ってる」

JM「こんな短いの履いてちゃダメでしょ？オッパのジャージ巻いとこうね」

RJ「馬子にも衣装だな」

HC「ロンジュンあっち行けよ。可愛いね？マジで食えそう」

「ヘチャンオッパ、なんか硬いの、当たって、」

RJ「お前離れろよ、おい、犯罪だぞ」

ドリムのヒョンたちが向こうからルデに寄ってきて、ヘチャニヒョンなんかはうしろから抱きしめてる。ルデが困ったようにお尻に手を当てるから、ジェノヒョンとジェミニヒョンが目が笑ってない笑顔でヘチャナ？って連れて行った。メンバー相手に興奮するヘチャニヒョンが最低すぎて、もう一生近づかないでほしいねってチョンロと話した。