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ショーの会場の席に座ると、金田一くんがずっとまんじゅうまんじゅうっていってて、だるままんじゅうばっかだなって部長に突っ込まれてた。
そうこうしてるうちにショーが始まった。
司会者「それではご登場してもらいましょう、奇跡の催眠術師。川上剛史！」
そう言いながら電気が徐々に消えていった。
『わっ、消えた、』
座っても握ってくれてる手に力が入ると、ん？ってこっち向いてくれて、
佐木「怖い？」
『んーん、大丈夫、』
佐木「そう？なら良かった、」
って頭ぽんぽんってしてくれた。
ステージを見ると、橋から催眠術師さんが出てきて、
会場が拍手で包まれた。
アシスタントのちびっこホテルマンの子が駆け寄ると、名前を尋ねていた。
龍「あ、道場龍です、」
川上「君の望みをなんでも叶えてあげるよ？」
龍「じゃぁ…空を飛んでみたい、とか？」
そう言うと、催眠術師さんは軽々とその子を空に飛ばしていた。
『すご…、』
金田一「ただの空中浮遊マジックじゃん！」
金田一くんが笑うと美雪ちゃんが静かにって怒ってて、
すると催眠術師さんが金田一くんのところに歩いてきた。
川上「君の望みは？言ってみて、」
金田一「いや、別に望みとか……」
金田一くんの顔の前に手が差し出されると、金田一くんがふわふわしてきた。
『えっ、金田一くんほんとに催眠術に…、？』
佐木「うそ…」
のろのろと金田一くんが立ち上がると、会場の後ろの方に座ってる女の人に歩いていって、
金田一「……ママー！」
って抱きつこうとした。
『は、』
美雪「なにやってんの一ちゃん…」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
会場から出ると、螺旋階段でロビーに戻ることにした。
『人多い…』
佐木「やばいな…多すぎる、ほんとに大丈夫？」
竜二くんに手を引かれながら階段を上る。
『うん…、』
階段を登りきって後ろを見ると、
美雪「…あれ、一ちゃん、？」
金田一くんがいなくなってたんだ。
『あれ…金田一くん…、』
佐木「あれ、先輩、？」
竜二くんと一緒に金田一くんを探そうとした時、
頭がぼーっとしてきて
『……あ、れ、？』
佐木「A？…A！、大丈夫！？」
倒れてしまっていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
厨房の中。
見覚えのある人影が血の付いた包丁を持っていた。
刑事「身柄確保！！……一、？」
その人影は……金田一一だった。
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オムライス王子(プロフ) - 漆黒Aliceさん» 嬉しい言葉ありがとうございます…✨更新頑張ります(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年3月11日 2時) (
レス) id: 5d5a6bcb57 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒Alice(プロフ) - すごくお気に入りの小説になりました！更新楽しみにしています(^^)♡ (2022年3月11日 1時) (レス) @page21 id: 85c9fe58d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オムライス王子 | 作成日時：2022年3月6日 1時
