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椎名「良くない…僕は海老澤の遺書を盗んだんだ。
遺書の中に僕の名前があったら怖くなって、騒ぎの中でこっそり、
でも遺書を読んだ時、あいつの遺書には、僕や、森村や加藤に対する恨みとかは書いてなかったんです。
ただ…母親に謝ってばっかりで、僕には生きる資格が無いと思いました。
でも僕が死んでも、森村と加藤がのうのうと生きてるのが許せなかった、
だからあいつらを道連れにしてやろうと思って……」
新谷「だからって…自分を死体に見せかけてまで…、こんな計画…、」
椎名「あいつらを殺すだけなら簡単です、でも僕が殺して動機が分かったら、海老澤の家族に迷惑がかかる…」
『いや、そうじゃない…この連続殺人事件こそが…海老澤さんの書いた小説だったから…でしょ、』
金田一「あぁ、海老澤さんの病室にあった小説、知り合いの刑事に頼んで見せてもらったんだ。海老沢さんが椎名さんと2人で書いた探偵小説、その内容は今回の殺人事件と瓜二つなんだ、。」
新谷「え…？なんでそんな事、」
『…いつか海老澤さんが目を覚ました時、この連続殺人事件の犯人が椎名さんって事を伝えるため、だからですよ、』
美雪「…そっか、海老澤さんが事件の事を知ったら気づくはずだもんね」
佐木「書きかけの小説のトリックを知ってるのは…親友の椎名さんしか居ない、」
金田一「そう、森村さんと加藤さんを殺したのが、海老澤さんに、椎名さんだって分かるように。
でもお陰で、あんたが最後に自 殺をするまでに時間があってよかったよ。
この小説は、犯人が焼身自 殺をする所で終わってる。
太陽が沈んで、夜が来るのを待ってね、」
椎名「…海老澤にだけは知って欲しかった。こんなことくらいしか、あいつにしてやれる償いはないって思ったから…」
川崎「…どうしようも無いな、君たちは、
医者を目指してきた君が、どうしてそんなに命を粗末にできるんだ！なんのために医者を目指してきたんだ！」
『…そうするしかないからだよ、』
佐木「…え、？」
『分からなくなって、そのまま、そうするしか無くなってた。
…私と一緒。』
佐木「え、どういうこと、？」
『…私も、将来決まってたんだけどね、無理やり逃げて、逃げて逃げた結果がこれ…、
逃げれただけ幸せだよね、ほんとに、』
新谷「そういう風に育てたのは…私達ですからね、」
『親の期待ほど、しんどいものはないんだよ、』
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オムライス王子(プロフ) - 漆黒Aliceさん» 嬉しい言葉ありがとうございます…✨更新頑張ります(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2022年3月11日 2時) (
レス) id: 5d5a6bcb57 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒Alice(プロフ) - すごくお気に入りの小説になりました！更新楽しみにしています(^^)♡ (2022年3月11日 1時) (レス) @page21 id: 85c9fe58d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オムライス王子 | 作成日時：2022年3月6日 1時
