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大貴くんがあんなに私に言ってきたのは理由があった。



レジは2つあるんだけど、



もう一個の方におじさんが1人担当してるの、



そのおじさん、いい人なんだけど…大貴くんからしたら、邪魔なんだって、



私がなんかされるって…なんなんだろ、



『ありがとうございました〜、』




「Aちゃん、ちょっといい?」



噂をすれば例のおじさん、



『は、はいっ、何かありましたか…?』



私が首を傾げると、相手は息を荒くして手元をみた



「小銭のフィルムあかないんだよ、入れてくれる?」



『小銭…?わ、わかりました…』



私が差し出された小銭の束を掴もうとすると、



グイッ




『ふぁっ、!?』



私が引っ張られたのは差し出した腕、



何故かおじさんに抱きしめられてた、



「Aちゃん、可愛いからモテるでしょ、でもねぇ、これでおじさんのだよ?」



『やっ、離してっ、』



私が必死に抵抗しても、叶わない



なんてったって、年齢もあるけど、女の子と男の子だもん、



「抵抗するの〜?悪い子だねぇ…悪い子には…」



そう言うと、離して顔を近づけてきた。




『やっ、…』



大貴「…おい、何してんだよ、」



私の背後…いや、真横から聞こえたのは



私の肩を持った大貴くんだった。



「…あ、」



大貴「だから、こいつに何したって聞いてんの、」



「…いや…」



大貴「言えねぇの?」


そう言うとカウンターを思いっきり叩いた


大貴「言えねぇならんな事すんなよ!」



大きい音と、その大貴くんの眼差しで、おじさんはカバンをもって逃げてしまった。



『ふっ、あ、大貴…くん、?』


私が見上げようとした時、


私の視界は真っ暗になった



大貴「はぁ…抱きしめられてただけ?」



私の頭の上から降ってくる優しい言葉。



『…後、近づかれた…だけ、』



大貴「…そ、っか、」



そう言うと私を更に強く抱きしめてきて、



『…痛いよ、?大貴くん…、』



大貴「っあ、わり、」


パッと離れて、私の目線に腰を下ろす


大貴「…これで、消毒完了…かな、」


ぽんぽんと、私の頭の上でバウンドしたその手は



とても暖かかった

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:有岡大貴という名の天使 | 作成日時:2021年8月19日 23時

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