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慧「Aちゃんが泣いて中入ってったからさ、知らない人なら知らんふりしてたかもだけど、Aちゃんだから…」
…見られてたんだ、
『…ごめんね、』
私が謝ると、伊野尾くんがほぇ?って顔をして
慧「え?なんでAちゃんが謝るの?」
『だって、迷惑かけた……』
そう言うと伊野尾くんがふふって笑った
慧「いーの!迷惑じゃないんだから、
泣いてた原因、教えて貰ってもいいかな、?」
『あ…の、コンビニの、同じバイトの人…』
慧「同じバイト……やっぱり、有岡じゃん!」
こんにゃろ…って威嚇してる伊野尾くんをみて、ふと疑問になった。
『……伊野尾くん、大貴くん知ってるの?』
私がそう聞くと、伊野尾くんはバツの悪そうな顔をした
慧「あっ……とね、あ…もーいいか!あのね、俺と有岡は同じ仕事のとこで働いてんの!」
仕事…?
『…バイトじゃなくて、?』
慧「そう、なんなら、この仕事だけでじゅーぶん稼げる
なのにコンビニでバイトしてるのは…って、あぶねぇ、言うとこだった…締められる…」
あー、恐ろしや…ってふるえてる伊野尾くんみたら、ちょっと笑えてきちゃって、
『…ふふっ、ありがとう、伊野尾くん、』
私がお礼を言うと、へにゃって笑って
慧「どーいたしまして!」
って言ってくれた。
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作者名:有岡大貴という名の天使 | 作成日時:2021年8月19日 23時