2話 ページ3
今。
刀也は壁によりかかって本を読んでいる。
その隣で私はスマホをいじる。
『今日は不破と遊ぶ〜』
「…最近仲良いですよね」
不破は『バイトしてくる』とか言う癖になんのバイトをしているかは教えてくれないような友達だ。
『そうなの〜最近一緒にカラオケとか行っちゃってさ〜』
「…」
刀也は本のページをめくっている手を止めた。
『ん?どうした?』
「いや…なんでもないです。」
何か言いたかったような顔をしてまたページをめくる。
不破もう家の前着いた
Aりょーかい
『もう出るね〜留守番頼んだ!』
「…分かりました。いってらっしゃい。」
“留守番”というのも刀也は最近ここの所いつも私の家に来ている。
心配性…ってやつ?
『不破〜!待たせてごめん!』
「遅いなぁぁAはw」
『ごめんてw』
「いつもの事だからいいけどw」
『すぅー…行きましょっか!』
今日は2人で夜ご飯を食べに行く。
不破がお洒落なお店を予約してくれたみたいだ。
A今日夜ご飯食べて帰るから帰ってもいいよ
そう刀也に送ってまた歩く。
『あのYouTubeめっちゃ面白くなかった?』
「あれは才能」
『でさでさ〜…』
足に何か当たった感覚がした。
どうやら段差に気づかずに進んだみたいだ。
「あっっぶな」
今度は柔らかい感覚…と思ったら不破にいわゆるお姫様抱っこをされていた。
『えほんとありがと?!怖かった〜』
「ちゃんと周り向いて歩きな」
『は〜い』
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miui(プロフ) - 赤路爾栩@ロウワー最高だったぞアゴ!さん» コメントありがとうございます.ᐟ更新遅れすぎててごめんなさい(TT)少しずつ更新していきます〜! (6月14日 17時) (レス) @page13 id: 23ac1648cb (このIDを非表示/違反報告)
赤路爾栩@ロウワー最高だったぞアゴ! - 最高です!更新頑張ってください!! (6月13日 10時) (レス) @page12 id: 1867a925ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:meun | 作成日時:2023年5月31日 18時