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1話 ページ2

あれは1ヶ月前のこと。


「あ、A。」

『おはよ!とーや!』

「…今日も元気ですね」

『今日は葛葉と遊ぶ予定なの〜!いいでしょ!』

「ふーん…放課後少しだけ“あの木”の下で話しませんか?」

『了解!』


“あの木”というのは私達が出会った思い出の木だ。

なにか話す時はいつもあそこに行っている。


放課後になって上履きを急いで脱いで外靴に履き替える。

刀也と早く会いたいっていう気持ちでいっぱいになっていた。



緑の葉がおいしげる木下にいる刀也。

なにか考え事をしているみたい。


『とーや〜きたよっ!』


「…」


『んで?今日はどうしたの?』


「Aのことが…」


『?』


「Aのことが好きになりました。」

木の葉が揺れる音がする。

『え?!』


「付き合ってくれませんか?」




刀也は顔を包帯を付けた手で隠して恥ずかしがっている。


私は刀也を好きになれるか自信が無い。


でも気持ちに答えなきゃいけない。



『いいよ!』


「え、そんなあっさりいいんですか?」


『私も好きだし良かった!』



嘘。



「じゃあ…よろしくお願いします。」

『よろしく〜!』



これが私たちの付き合うきっかけである。

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miui(プロフ) - 赤路爾栩@ロウワー最高だったぞアゴ!さん» コメントありがとうございます.ᐟ‪更新遅れすぎててごめんなさい(TT)少しずつ更新していきます〜! (6月14日 17時) (レス) @page13 id: 23ac1648cb (このIDを非表示/違反報告)
赤路爾栩@ロウワー最高だったぞアゴ! - 最高です!更新頑張ってください!! (6月13日 10時) (レス) @page12 id: 1867a925ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meun | 作成日時:2023年5月31日 18時

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