全校の前で自己紹介。 ページ26
ぎょっ、とした顔で四人が私達のテストの結果を見つめる。
「…何で、こんな成績でE組に…？素行でも悪かったのか…？」と小太りメガネ君が恐る恐る聞いてくる。『違うよ、私達はね、学費免除してもらってるんだ。それだけでも有難いのに、あんな綺麗な校舎私達には勿体無いよ。』と言えば、でも…！と言い募る。めんど。ほらほら、もう時間だよ、と腕時計を見せれば慌ててステージに出て行った。
「…君、見た目だけでなく頭脳明晰だったか。うちの家政婦位にはしてやっていいぞ」などとナルシスト君がまたほざいてる。
「それではここで転校生を紹介します！」と言う声と共に、生徒会長君が私達をステージに促す。
ご丁寧にも君が紹介してくれるんだ。
「君達に新たな友人を紹介しよう。彼等は養護施設出身にも関わらず、たゆまぬ努力の末此処に立っている。クラスはE組だが、成績はA組上位に匹敵する。彼等の謙遜によってE組に居るだけだからな、くれぐれも誤解しないように」と生徒会長。絶妙にいらん事言いやがったなこいつ。
では一言ずつ、と生徒会長がマイクを渡してくれる。
『初めまして、ご紹介にあずかりました、白銀坂名取です！クラスはE組ですが、皆さん是非よろしくお願いします！』と満面の笑みで言い、続けて『私の右から順に紅野、藍沢、緑町、茶山です！見かけたら是非お気軽に話しかけてくださいね！』と笑う。
まぁ話しかけられても困るけど。
じゃあクラスに戻りたまえ、と生徒会長君。クラスに戻れば、どう言う事？と言いたげな顔をした人がいっぱい。何も知らないよ私。
そんなこんなで教室に戻って帰りの学活と終わりの挨拶をすれば、一気に人が集まってくる。
A組レベルの成績ってほんと！？とか、なんでE組来たの？とか。
とりあえず用事あるから帰る！と叫んで帰ってるんだけど…
居るんだよなぁ、後ろに。ちょっと訓練したからって調子乗ってない？気づかない訳あるか。
どうやって撒こうかな。違う方面の電車に乗るか。乗り換えするふりして撒こう、とスマホに打ち込んで見せれば、オッケーサインが返ってくる。
よっしゃ、腕の見せどころじゃん？
続く (更新停止中)
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眼鏡 - 大好きです！（突然の告白）続きも頑張ってください！ (10月12日 8時) (
レス) @page26 id: 1a983a27b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 小説の設定画面をよく見てオリジナルフラグをお外しください。 (2020年3月7日 17時) (レス) id: 8c2e85674d (このIDを非表示/違反報告)
ユニサウ - コメント失礼します、この話なんなの神か更新頑張ってください (2020年1月30日 17時) (レス) id: ab73d1c601 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 自分この話めっちゃ好き！続き見たいんやけど！ (2019年9月12日 11時) (レス) id: 9cd5b0d62d (このIDを非表示/違反報告)
戦争か革命をしたい(嘘) - この話好きすぎて禿げる！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: b3657c6ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めうめう | 作成日時：2019年5月5日 22時
