嘘を吐き通せ。 ページ13
他には何かありますか？と聞けば、まだまだ手が上がる。うげぇ。
はい、じゃあカルマくんと呼ばれ、赤い髪の男子が立ち上がる。
「え、じゃあさぁ。当然殺し屋じゃないよねぇ」とニヤニヤしながら聞いてくる。
…性格悪そう(小声)つーかカルマってすげぇ名前やな。
それにゾムが「えぇ！？ちゃいますよ！僕達まだ15歳なのに…そんな危険な事出来へんよ！」と言う。流石に草生えますよ。大先生はそれな、みたいな顔してるけど肩震えてますよ。
まぁでもこれは本当。我々はあくまでも戦争屋。殺し屋みたいなちゃちぃ奴やないんよ、赤髪くん。
次は水色の髪の…男子？
「みんなが持ってる武器、僕らのと違うみたいだけど…何で？」よう見とるわほんま、とため息をつく。「特に…えっと、紅野くんと白銀坂さん、だったっけ。ちょっと見せてくれない？」と言う。
まぁ見せるくらいならええか、とトントンと私は武器をすらりと抜く。
おぉ、と声が上がる。まぁこのサイズの剣もそやけどマチェットナイフとか見らんやろうしな。
かっこいいー！ねぇ先生私達もあれ使って見たい！と言う声が聞こえる。
…ほぉ？と少し意地悪そうな顔になったトントンがちらりとこっちを見る。…成る程。
『ちょっと持ってみる？えーと…このクラスで一番力持ちな男女一人ずつこっち来てよ』と言うと、
とりあえず代表して、と学級委員であろう二人が出てくる。磯貝くん君学級委員だったのか。
はい、と手渡すと、片岡さんと名乗った女子は、おっも！！と叫ぶ。そうだろうそうだろう。
トントンの剣を持った磯貝くんに至っては腕を上げられていない。これでも外側ゴムやし軽いはずやけどなぁ、とトントンはすっとぼけている。
「え、これ使えるの？？」と聞かれたので、殺せんせーを手招きし、ちょっと手此処にやって、と言う。「先生実験台ですか！？」と言いつつ、威力が知りたいのか渋々手を出してくれた。
動かすなよ〜と言いつつ、思いっきりトントンが剣を横に振りぬく。触手はすっぱり切れ、ぼとりと落ちる。ビチビチ動く触手を摘み上げて放り、マチェットを縦に軽く振れば真っ二つになり、
教室中が静まり返る。あれ、怪しまれたか。
『まぁこんな感じで太い触手でも一刀両断って訳だよ』と言えば、すっげー！と歓声が上がり、
腕力すごーい！と褒められてんのか貶されてるんかわからない評価を受ける。
「では質問はこれまで！一限は抜き打ちテストです！」と言う殺せんせーの声に息をつく。
うーん誤魔化し疲れた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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眼鏡 - 大好きです！（突然の告白）続きも頑張ってください！ (10月12日 8時) (
レス) @page26 id: 1a983a27b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 小説の設定画面をよく見てオリジナルフラグをお外しください。 (2020年3月7日 17時) (レス) id: 8c2e85674d (このIDを非表示/違反報告)
ユニサウ - コメント失礼します、この話なんなの神か更新頑張ってください (2020年1月30日 17時) (レス) id: ab73d1c601 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 自分この話めっちゃ好き！続き見たいんやけど！ (2019年9月12日 11時) (レス) id: 9cd5b0d62d (このIDを非表示/違反報告)
戦争か革命をしたい(嘘) - この話好きすぎて禿げる！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: b3657c6ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めうめう | 作成日時：2019年5月5日 22時
