ミーティングやるでぇ。 ページ2
「今回の敵は！超生物だ！」
仕事だ、と我々はリビングに集められた。
なんやろなぁ、とぼーっとしていたら我らがリーダー、グルッペンがそう声を上げる。
あ〜、超生物かぁ…そっかぁ…
『いやいや待て待て話が読めん』
当たり前やろ…と我々の書記長ことトントンがぺしりとグルッペンの頭をはたく。
何すんねんと眉根を寄せるグルッペンを傍目に、トントンは紙束を回しながら説明する。
「前になんか月蒸発したやんか」
「あぁ、大先生の故郷やろ？」
「ほんまや、おかん大丈夫やったんけ」
すかさず狂犬二匹が茶々を入れる。
「誰がエイリアンやねん、生まれも育ちも地球ですぅ」
当の本人はへらへらとそれに答えながら煙草をふかしている。
こらこら、話進まんでしょ、聞いて下さい、とエミさんが諌める。
流石やわ私たちの良心。
『それで？』
「あぁ、その月削った奴がなぁ、こいつやねん」
手元に回ってきた資料には、黄色いタコのような生物がにたにたと笑っている写真が載っていた。
…なんやこいつ腹たつわぁ。
「そんな奴何で俺らが殺さなあかんねん」とシャオロン。
「なんか知らんけど『次は地球やるんでwwwチッスwww』みたいな感じで爆破予告したんやて」
まぁ手元の資料見たらわかると思うけど最高速度マッハ20らしいんや、とトントンがこめかみを掻きながら付け足す。
「まぁそれでどんな暗殺者に依頼しても無理やったらしくてなぁ。俺らに依頼きてんねん」と締めくくり、グルッペンを見やる。
「ついでに言うとな、こいつ日本になんか執着しているようでな。日本の中学に教師として入り、
暗殺はそこのクラスの生徒にさせろと言ってるらしい」
つまりクライアントは日本政府、ひいては地球だ、とグルッペン。
え、思考ぶっ飛んでへん？と困惑の声が上がる。
『って事はグルッペン。そこで暗殺すんのやんな？』
おう、そうだゾ、とグルッペンは肯定する。
『いやいや我々もう成人してますやんか。生徒として入るんは無理有りません？？』
確かになぁ、と皆頷く。
すると突然「呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃーん」としんぺい神が懐から何やら取り出す。
「この薬はねぇ、何を隠そう変身薬！飲むだけでハ○ポタもびっくりの変身が出来ちゃうよぉ」
そこは安心しろ、とグルッペンが得意気に言う。
「結構前からこの話は貰ってたんだがな。この薬が出来るまで待っとってもらってたんだ」
ゾムは「潜入すんとき楽になんなぁ」と嬉しそうである。
さて、誰が行くんやろか。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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眼鏡 - 大好きです！（突然の告白）続きも頑張ってください！ (10月12日 8時) (
レス) @page26 id: 1a983a27b0 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - 小説の設定画面をよく見てオリジナルフラグをお外しください。 (2020年3月7日 17時) (レス) id: 8c2e85674d (このIDを非表示/違反報告)
ユニサウ - コメント失礼します、この話なんなの神か更新頑張ってください (2020年1月30日 17時) (レス) id: ab73d1c601 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ(プロフ) - 自分この話めっちゃ好き！続き見たいんやけど！ (2019年9月12日 11時) (レス) id: 9cd5b0d62d (このIDを非表示/違反報告)
戦争か革命をしたい(嘘) - この話好きすぎて禿げる！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: b3657c6ff4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めうめう | 作成日時：2019年5月5日 22時
