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#病院 ページ8
Ryosuke side
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入口で大ちゃんの病室を聞いてから早歩きで廊下を突っ切る。
ガラッと勢いよくドアを開けて病室へ入った。
｢っ！！！｣
想像していたよりもずっと酷い…
左腕には包帯が巻かれていて。
右腕には点滴が入っていた。
｢山田、ごねんな。俺がいたのに大ちゃんがこんな風になっちゃって…｣
｢ううん、大丈夫。本当に光くんのせいじゃないから…！｣
そう言うのが精一杯だった。
すやすやと眠っているように見えるけど、頬には涙の跡が残っていて。
パニックになるのは今回が初めてではないし、自.傷してしまうことも多かった。
でも、何度観ても心が痛む。
「あ、山田。伊野尾先生が呼んでたよ。俺待ってるから行ってきたら？」
「…うん、そうだね。」
素っ気いない返事。
こうやって返事をすることしかできないけど、光くんはちゃんと分かってくれたみたい。
俺の肩を叩いて送り出してくれた。
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作者名：きゃらめるらて | 作成日時：2020年9月21日 22時
