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Ryosuke side
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｢はい、大ちゃんパーカー羽織って。｣
｢はぁい｣
｢お靴ここね。｣
｢ふふ、りょおすけ分かってるって。｣
靴を履かせて、大ちゃんと手を繋ぐ。
｢雨、やんでるね。｣
｢うん。ぼく、晴れのがすきぃ｣
エレベーターで1階まで降りて中庭まで歩く。
｢あ！まっすー先生！！｣
｢？？｣
大ちゃんの目線の先には… 院内学級の先生。
｢お！大ちゃーん！｣
｢ふふっまっすー先生、ひさしぶりぃ｣
大ちゃんはまっすー先生にぎゅうっと抱きついている。
｢あ、こんにちは。大ちゃんの親御さんですか？？｣
｢あ、はい。山田涼介です。｣
｢私は増田貴久です。｣
ペコッとお辞儀をする。
｢んふふ、まっすー先生ね、だいちゃんの友達だよ！｣
多分。
多分、大ちゃんは学校に行かないから友達が分からないんだろうな…
その分、少しの期間でも入院しているところでな仲良くなってくれる増田さんはきっと友達みたいな存在なんだと思う。
院内学級では、みんなが色々なことと闘っている。
だからこそ、大ちゃんみたいな子がいてもみんな虐めることなく仲良くしてくれるんだとか。
そんなことを話している間に大ちゃんは、他の子と遊び始めてた。
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作者名：きゃらめるらて | 作成日時：2020年9月21日 22時
