#お泊まり ページ20
Ryosuke side
.
相変わらず雨は降ってて。
トランプもして、ご飯もたべて、お薬も飲んだ大ちゃんはそろそろ寝る時間…なんだけど。
｢ぼく眠くないもん！｣
ってずっと言ってる。
仕方が無いから絵本を読んでるけど、全然眠ってくれない。
それどころか俺のほうが眠くて眠くて…
｢大ちゃん、俺もう眠いんだけど…｣
って言っても
｢んぇ？ぼくは眠くないもん。｣
と、会話が続かない。
｢ぼく、明日お外いくのー｣
｢うん。お外行こうね。だから今日はもう寝んねしよ？｣
｢しーないー！！｣
｢こらこら、大きい声ダメでしょ？｣
寝てくれないと困るのは大ちゃんなのに…
あと5分で就寝時間なのに、大ちゃんはまだ遊ぼうとしてる。
多分、大ちゃんは雨が嫌いで雨の日は決まって夢にお母さんが出てくるから眠りたくないんだと思う。
ピカッと光る窓の外。
数秒後にゴロゴロと音が鳴る。
｢ひっっ｣
｢おぉ大ちゃん、危ないよ？｣
｢ちがう、おそと。｣
｢雷様だねぇ｣
｢それこわい！！｣
｢怖かったかぁ…｣
確かに住んでるマンションは防音がしっかりしてるからこんなに音が聞こえることは無い。
そのまま俺の膝の上に来た大ちゃんはぎゅーっと俺に抱きついてくる。
｢りょおすけ、怖いからいっしょにいて？｣
｢ん、いいよ。｣
このまま膝の上にいてくれれば俺にとっても好都合。
そのまま背中を一定のリズムで優しく叩いていると、数分後には可愛い寝息が聞こえてきた。
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テスト期間なので更新遅くなります(;_;)
ごめんなさい…！
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作者名：きゃらめるらて | 作成日時：2020年9月21日 22時
