☆ ページ32
Ryosuke side
「大ちゃんー、おはよう。」
次の日の朝。
「ん、、りょうすけ?おはよ、、、、」
「おはよう。お熱測らせて?」
そう言ってから体温計を脇に挟む。
熱は平熱。昨日のうちに下がってたみたいで安心する。
「辛いとこない?大丈夫?」
「んーん、つらいぃ…」
朝、泣かなかったから大丈夫かと思ってたけどグズりだした大ちゃん。
光くんに言われたから素直に感情を出してくれる。
「お薬入れても良いかな?ちょっとは楽になれると思うんだけど。」
手を握りながらそう聞いてみる。
本当に弱めの精神安定剤を処方してあげれば大ちゃんの負担も減ると思うし。
「うん、お薬…のむ…」
「ご飯終わったらいつもの薬と同じところに入れておくから。伊野ちゃんにも説明しておくからね。」
「涼介、いっちゃうの?」
「うーん、ごめんね。他の子のとこにも行かなくちゃいけなくて。」
「伊野ちゃん、くる?」
「一回呼んでおくね。もし伊野ちゃん来なくて寂しかったらナースコール押して。」
「うん、ばいばい涼介。」
「ありがと。」
そうは言っていたけど本当に大丈夫かな…
伊野ちゃんにも連絡して大ちゃんのとこに行ってもらえるように言う。朝ごはんも一緒に食べよーなんて呑気な返事しか返ってこなかったけど。
知念くんのところに行く途中で考える。
この判断が誤っていたのに気がついたのはその後すぐに朝食のトレーを渡しに行った伊野ちゃんが俺に連絡してきたときだった。
「山田!!大ちゃんが点滴を自己抜針した。早く来て。俺にはなんにもできない…!」
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き ゃ ら め る ら て(プロフ) - ありやまさん» 続き等は今の所、Twitterでしか出さない予定です…! 今まで読んでくださりありがとうございましたm(__)m (2020年8月2日 22時) (レス) id: 858ad416cc (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめるらて(プロフ) - ありやまさん» 新作はまだ公開していません…(_ _*) 公開したら最後のあとがきに追記します! (2020年8月2日 22時) (レス) id: fa11273986 (このIDを非表示/違反報告)
ありやま(プロフ) - もう一つの小説の題名教えてもらってもいいですか? (2020年8月2日 22時) (レス) id: a5983d19de (このIDを非表示/違反報告)
ありやま(プロフ) - 面白かったです!もし続きが出るなら楽しみにしてます! (2020年8月2日 22時) (レス) id: a5983d19de (このIDを非表示/違反報告)
めう(プロフ) - ココミさん» いえいえ!期待に応えられるように頑張ります(_ _) (2020年7月6日 21時) (レス) id: fa11273986 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃらめるらて | 作成日時:2020年6月6日 16時