Good Life...?

☆ ページ3

Kei side





｢山田ー、お疲れ様ー。大ちゃん、熱も無いし今日は院内学級行けると思う。｣

｢あ、本当？良かった。最近全然行けて無かったから大ちゃんも喜ぶだろうな。｣

山田は俺より少し若いけど、大ちゃんの担当医。家が近所だったからちっちゃい時から一緒に過ごしてきた。

2人してこの病院に勤めて、しかも同じ子を担当してるなんてすごいよね。




｢…伊野ちゃん、伊野ちゃんっ！｣


ボケっとしていたら強めに頭を叩かれて山田が真剣な目で見つめてくる。


｢ほぇー？なに？｣

｢ほぇー？じゃなくて！大ちゃんのこの前の検査の結果もう1回出せる？｣

｢えっとぉ…はいこれ、大ちゃんの結果。どうしたの？｣

｢うーん、横這いだったのが少し悪い方に傾いてるんだよね。移植もした方がいいけど全然回ってこないしなぁ…｣


もう数年も待ってるけど、移植は全然回ってこなくて。大ちゃんよりも先に登録してる子は何人もいる。分かっていても辛かった。


今までそう頻繁に起こらなかった発作が頻繁に起こっている時点で大ちゃん自身も悪くなってるって気がついてるはず。


｢後で大ちゃんのとこに行って来るわ。｣

いつの間にか俺の隣から離れた山田はそう言い残して外来に向かっていった。









***

作者のきゃらめるらてです！
めっちゃ初心者ですが、小説を書きたいという衝動に駆られて書いてしまいました…
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以上、作者からでした！

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