君に愛の衝撃を！【d!】 (ページ47)

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選んだのは…黄ページ47

いつもの予告時間。
彼らの事をどう待つか考えた結果
特に何も思いつかなかったので、のんびりお茶を入れて本を読むことにした。

玄関の方からカチリと音がする

「よ、俺が一番乗りってとこかな？」

勝手に鍵をこじ開け、悪びれもせず笑った彼は

『シャオロン。ついに我が家の鍵まで破ったの？』

「あれヌルいわぁ。もっと頑丈なのに変えた方がええで」

『あれ警備会社に勧められたやつなのに…？』

「僕にはヌルいですぅ！てか…拒まないってことは……俺で、ええの？」

『うん。前から決めてたよ』

「…俺、一応芸能人やし、犯罪バレたらとんでもないことなるし…ほんまに？ほんまにええの？」

何故いつも自信満々な彼はこういう時にだけ小動物のような顔をするのだろうか。
…こんな人に惚れた私もおあいこか。

『くどいわ！バレたらやばいのは私も同じだし。
スキャンダルくらいで惚れた人を嫌いになる訳あるか！』

「そか…そか！…ヤバい嬉しすぎて涙出そう」

『全く…それで？どこまで攫ってくださるの？王子様』

「…俺たち二人がもう二度と邪魔されんとこまで。なんていかがです？」

差し出された手を握り、外へと飛び出す。
数日後に結婚報告が出たのは、また別の話