血濡れた私に、機械の愛を

FFP9{答え} ページ35

メタトン:
「僕は…お前に改造されたくなんてない。」
紫色のシャツ男:
「おやおや、そうですか。では…」

紫色のシャツの男の言葉を遮ってメタトンは続ける。

メタトン:
「でも殺されたくもないし、
子供達だって殺させない。」

キョトンとした後、男はクスッと笑った。

紫色のシャツ男:
「なるほど…そう来ましたか…
面白い答えですが、無理ですね。
貴方にはそんな可能性なんぞありません。」
メタトン:
「確かに無理かもしれない。
でも、完全に無理なわけでは無いんだよ。
100%の中の1%…いや、
100%の中の0.0001%かもしれないけど…
可能性は、きっとまだある。」

紫色のシャツの男は無表情になり、メタトンを見つめた。
自己修復機能によって
身体のあちこちが修復されていき、
メタトンはフラフラと立ち上がる。

メタトン:
「僕は知っている…
どんなに困難な状況に陥っても…
本当に僅かな事で、脱出が出来る様に、
この世界は出来ているんだって。」

そして叫んだ。思いの限りを。

メタトン:
「だから…僕は、お前になんて改造されない！！
そして、子供達の命も全員…
絶対、絶対に守ってみせる！！！」

その瞬間、部屋のドアがバキッという音と共に
勢い良く開いた。

？？？:
「偉いな、よく言った！！」

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