血濡れた私に、機械の愛を

次の日の二人 ページ18

翌朝…
Aは勢いよく
布団から飛び起きた。

A:
「ああああああああああああああ！
やべぇよバイトに遅刻する！！」

下着姿からジャージに着替え、
色々なモノが詰め込まれた肩掛けバッグを手にし、
Aは勢いよく外に飛び出…る前に
立ち止まり、振り向いた。
メタトンがAのパソコンを
いじっているのだ。
しかも、手慣れた手つきで。流れる様に。

A:
「メタトォォォォォン！！！？？
何で勝手に人のパソコンいじってんのかなァ！！？」
メタトン:
「えー、ダメだった？」

メタトンをパソコンからひっぺがし、
その肩を掴んで怒鳴る。

A:
「ダメに決まってんだろ！！？
いいか？俺が帰ってくるまで何もすんなよ！！」

そう言ってAは今度こそ、
玄関から飛び出して行った。
取り残されたメタトンはというと、

メタトン:
「…ダーリンは本当に心配性だね〜。
でも、僕だって子供じゃないんだよ…？
それを今から思い知らせてあげるんだから！」

何故か意気込んでいた。
そしてメタトンは立ち上がり、
クローゼットにしまわれている
トレンチコートを取り出した…。

間空のバイト先1{スタバァ}→←帰宅後の二人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す