血濡れた私に、機械の愛を

責任を逃れる事は許されない ページ15

Aが男二人の頭を掴み、
壁に勢いよく叩きつけた。



二人の頭がザクロの様に砕け散り、
血飛沫が舞う。



砕けた頭から手を離してから
Aは更に他の二人の首を掴み、
力を込めて即座に首の骨を折った。


不良１:
「ひ、ヒィっ！」

残った一人は殺されると悟ったのか、
慌てて走り出した。
逃さないという様に、Aは
その男のシャツの襟首を掴む。
そして男の頭を左手で鷲掴みにした。

A:
「目の前で悪さしておいて、勝手に逃げるつもりか？」
不良１:
「ま、待ってくれ…！」
A:
「勝手にも程がある。
悪い事したら、きちんと責任をとれ。」


徐々に左手の力が強くなっていく。


不良１:
「わ、分かった！謝る、謝るから！」
A:
「謝るだって？…それは責任をとるとは言わねぇな。
これはお前ら全員がやった事。
皆でやった事なら連帯責任だろう？
他の奴はきちんと責任をとってるぞ。
だから、お前も…」
不良１:
「待てってば…！！」
A:
「責任をとるんだな。」

何かが潰れる音がした。

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