不良の様な男達2{取引} ページ13
そこに現れたのは
面倒くさそうな顔をした、Aだった。
メタトン:
「ダーリン!!来てくれたんだ!!」
A:
「ダーリンじゃねぇって何度言えば分かるんだよ!
…ったく…よくもまぁ、
ソイツを売り飛ばそうだなんて考えたよな。
ある意味、尊敬するよ。その頭に。」
だが、そこでAの顔は一変した。
A:
「だがよぉ、俺はそういうのを目の前でされるのが
胸糞悪くて、だいっきらいなんだ。
…泣いて謝って許されると思うなよ?」
そう言うAの右手には
ダガーナイフが握られ、
目は少しばかり血走っており、
ただならぬ雰囲気を溢れさせていた。
それを感じて青ざめる男達。
その中の一人がAに声をかける。
不良1:
「ま、待て!取引しようじゃねぇか。」
その言葉に、Aは眉をピクリと動かした。
A:
「取引?」
不良1:
「あぁ。俺達は、ただ金が欲しいだけなんだよ。
喧嘩はあまりしたくねぇ…。
だからアンタの、このロボットを俺らにくれ。
コイツを売ったら、莫大な金が手に入るんだ。
そしたら、金の半分をアンタにやろう。
その金をどうしようが、アンタの自由だ。
…どうだ、良い話だろう?」
メタトンはAに叫んだ。
メタトン:
「ダメだよダーリン!僕を売らないで!」
A:
「黙りなメタトン!!…うん、悪い話じゃねぇな。」
メタトンの叫びを怒鳴り返して制し、
Aは男の話に頷く。
それを見て男は大喜びした。
不良1:
「おっしゃ、じゃあ取引成立だ!」
メタトン:
「(そんな…!!)」
メタトンは絶望し、涙目で俯いた。
A:
「誰が良いよって言った?
人の話は最後まで聞けよボケが。」
不良の様な男達3{武器を捨てて}→←不良の様な男達1{路地裏にて}
40人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
癒し系猫 - 青いマフラー…アイス…電子……ウッ!頭がッ!(KAITOしか頭に浮かばない…!) (2021年11月28日 22時) (レス) @page24 id: 5f340e67e1 (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - みしょさん、コメントありがとうございます!私もメタトンが欲しいd(埋 (2019年5月5日 23時) (レス) id: 247b84c45f (このIDを非表示/違反報告)
みしょ - メタトンが普通に欲しi(蹴 (2019年5月5日 17時) (レス) id: eeba923039 (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - スマホ用に読みやすくリニューアルしますたよぉ〜(どうせ誰も気づかないだろうけど) (2019年1月30日 13時) (レス) id: 247b84c45f (このIDを非表示/違反報告)
本音箱(プロフ) - 読んでくれて、ありがとうございます!!!!!そして、わざわざコメントまでしてくれてありがとうございました!!!! (2018年5月8日 22時) (レス) id: 7c2e1079c1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:本音箱 | 作成日時:2016年9月24日 22時