5.私も表情筋が逸脱するのかな ページ6
「というわけで！今日からこのバーガーショップで働くAちゃんです！」
『やったー！メタトンにちゃん付けされちゃった！』
ぐり、とつま先をロングブーツの先端…ピンヒールの部分で踏まれる。
『いっぎぃいっ！？』
「ボスとお呼び？」
左目の冷酷な視線に背筋に何かが走る。
『は、はい…』
メタトンに踏まれたメタ担なんて、私くらいだよね…うれしいようなうれしくないような…
「じゃあ、後でまた来るからよろしくね〜」
ＥＸトンはひらひらと手を振ってその場を去った。
『メタトンに踏まれちゃった…///』
「何言ってんだアンタ…初日からもう疲れてる？」
ー冷静に突っ込んだのは、バガパンこと― バーガー・パンツである。
「誰がバーガー・パンツだ！その呼び方やめろって！さっき名前言ったろ！」
『あー…なんでしたっけ』
「っだー！！から…………」
そう言ってバガパンが先輩風吹かしながら言うが、食用？スパンコールが業務用みたいにはいってる袋が気になってしまって全然聞いていなかった。
「わかったか？後輩！」
『わかりました、パンツ先輩』
「わかってないじゃん？！」
ー椅子に座って私はお客さんが来るまで待つことにした…………
「話聞け後輩！」
『先輩、たばこ吸わないでくださいね。私喫煙者とか嫌です』
「お前は付き合いたての彼女か！それか反抗期中の娘か！」
『たばこのにおいって、なかなかとれないし嫌いなんですよ』
「…まて、後輩。なんで俺が喫煙者だって知ってるんだ？俺は今１９だ。初めて会ったのに…まさか俺のストーｋ」
『違います』
「そういえば…トリップ？だかなんだかってボス言ってたな」
バガパンも向かいの椅子に座る。たばこを咥え、ライターの火をつける。
『ちょっっとぉぉおおおたばこすわないでっていってるでしょうがあああ！！！』
「どわぁあああっ？？！」
『先輩…そんなんだからボスにひどい扱い受けるんですよぉ…んん？喫煙禁止って書いてるのみえないんすか先輩…吸うなら路地裏にでも行ってきてくださいよぉ』
「わかった！わかったから！吸わない！吸わないからどけ！急にタックルするのはやめろ！」
さっとバガパンの上から退く。
「はー…まあよかったぜ。ひとりでやってて休みもなくて大変だったんだよな。アンタがここにいるっていうのは可哀想だけど助かる」
先輩はたばこをもって店から出て行った。
『先輩、まだ何も教わってないです。あと、ライター忘れてます』
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とまと(プロフ) - 最後の更新日からかなり日数が経っていることは承知の上で言わせていただきます。この作品面白いです。もしもがあれば続きが更新されることを祈ります…べったべたな夢展開じゃないところに好感を持ちました。 (2月4日 23時) (
レス) @page9 id: 9b2ace9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松田さん | 作成日時：2019年1月20日 12時
