提案じゃなくて自己紹介 ページ10
「あ。」
体育館に設置されている時計を見て黒尾が言った。
「あ。自分で言って気付いたけんだけどさぁ、
そういえばまだ部活の時間だった。」
全員その言葉に反応し、一斉に時計を見る。
「あと2分も無いですね。皆で
黒尾は可愛らしい少女の提案に頷こうとして
ピタリと止まった。
「いや、それより椿マネになってくれんの確定みたいだしこの時間利用して部員の自己紹介でもしねぇ？」
「おぉ。黒尾先輩にしては珍しくいい案を出しましたね。私は賛成ですよー」
黒尾を軽く馬鹿にしながら
可愛らしい少女は黒尾の案に賛成し
それに続くようにしてバレー部全員が賛成した。
「よし！俺は自己紹介するまでもねぇから、学年順にいくとしてまずは海からか。あ、ちなみにマネちゃんは研磨の次ね」
「はーい。」
黒尾の言った通りに三年生達から順番に自己紹介をしていく。案外スピーディーに進んで行きあっという間に三年生達の自己紹介が終わった。
そして二年生達の番。
山本は顔を真っ赤にしながら
なんとか自己紹介を終え、孤爪は
「……孤爪…研磨…よろしく、お、ねがい…しま、す。」
と慣れない敬語を使い自己紹介をした。
その光景を見た夜久と黒尾が感動で目に涙をため
「研磨が…敬語をっ…！」
と二人で声を揃え言う。
そんな二人を孤爪は
孤爪の自己紹介が終わったということは
可愛らしい少女が自己紹介する番だということ。
「ふぅー。」
可愛らしい少女は軽く息を吐いてから
白井の目を見て口を開いた。
「AAです。一年生のときからマネージャーをさせていただいています。白井先輩とは仲良くしたいと思っています。あ、ちなみに黒尾先輩は私の好きなタイプでは無いので安心してください。」
丁寧にお辞儀をする可愛らしい少女、AA。
「そっか、勘違いしちゃってほんとにごめんね。私もAちゃんと仲良くしたいわ。これからよろしくね。」
「こちらこそです。」
そして一年生達の自己紹介も無事に終わり
最後に白井に向かって全員で
「これから、よろしくお願いしゃす！！」
と一礼をした。
その後バレーボールやネットなどの片付けを終え
Aがいつも通り一人で帰ろうとすると
「あ、Aちゃん！私方向一緒だから一緒に帰ろう？」
と白井が駆け寄ってきた。
「わぁ。喜んで。」
Aはそれを快く了承し
白井と肩を並べ歩き出した。
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ろまじ(プロフ) - 奏天さん» 返信遅れてしまって申し訳ありません。正直コメント拝見した瞬間あまりの勢いに動揺しました笑とても嬉しいですありがとうございます。 (2022年1月26日 20時) (
レス) id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
奏天(プロフ) - あぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ好きです(遺言) (2022年1月6日 18時) (レス) @page41 id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
ろまじ(プロフ) - コムギさん» 返信遅れてしまって申し訳ありません。コメントとても嬉しいですありがとうございます。とてもゆっくりですが更新頑張りますね。 (2021年10月15日 23時) (レス) @page40 id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
コムギ(プロフ) - この作品面白くて見てて楽しいので凄く好きです！更新待ってます！頑張ってください！ (2021年8月19日 0時) (レス) id: 7b0ed3f04f (このIDを非表示/違反報告)
ろまじ(プロフ) - 豆さん» ありがとうございます。だいすきだと言っていただけてとても嬉しいです。お言葉を糧に更新頑張りますね。 (2021年1月14日 10時) (レス) id: 18231af5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろまじ | 作成日時：2019年6月30日 22時
