１０母の教え ページ10
「A、起きてったら」
アリシアがAの体をゆすった。
「ここは？」
Aが寝ぼけながら言った。
「私たち、昨日ホグワーツに入学したじゃない」
アリシアが呆れて言った。
Aがブラック邸で暮らしていたときは、こんな朝早くに起きなければいけなかったときは無かったのである。
それに加え、Aは昨日うまく寝付くことができなかった。
その原因は、大広間で自分が馬鹿にされていたところを助けてくれた上級生、オリバー・ウッドである。
なんの関わりもないAを庇ってくれたその男に、Aは少し興味を持ったのだ。
「早く準備しなきゃ、授業遅れちゃうわよ？」
アリシアの言葉は、Aの寝ぼけ頭に入ってはすぐに抜けてしまった。
Aは、眠い目を擦りながら談話室に降りた。
「おはよう！」
フレッドとジョージは、起きてきたAに挨拶した。
「誰？…」というAの言葉に、フレッドとジョージは目を見合わせ恐怖した。
「そりゃないぜ、昨日あんなに汽車で語り合った仲だろ？！」
というフレッドとジョージの言葉に、談話室は湧いた。
「Aがこんなに朝が弱いなんて思いもしなかったわ」
アリシアが、朝食のオートミールを運びながら言った。
「意外だよ」「意外だな」
フレッドとジョージが後ろから現れた。リー・ジョーダンも一緒だった。
「さっきのことは謝るわ」
Aが申し訳なさそうに言った。
「一生根に持つぜ」「僕なんか孫の代まで恨むよ」
と、双子は冗談混じりに答えた。
「それにしても、昨日は散々だったな」
リーが昨日の夜を思い出して言った。
「別にいいわよ、気にしない」
Aは気丈に答えた。
「スリザリンの連中は相手にしない方が良いって、チャーリーも言ってたよ」
「パーシーも言ってたし、ウッドも言ってたな」
フレッドとジョージの言葉にAはスプーンを運ぶ手を止めた。
「ウッド？オリバー・ウッドと仲が良いの？」
Aが、双子ににじり寄って聞いた。
「チャーリーとクィディッチのチームが一緒なんだ。キーパーだってさ。パーシーとも同学年だからね。チャーリーによると、3度の飯よりクィディッチみたいな男だって。僕ら入学する前から知ってるぜ」
ジョージが言った。
「オリバー・ウッドって今どこにいるかわかる？」
Aは双子に尋ねた。
「ここにいないなら、談話室にまだいるんじゃないかな」
というフレッドの言葉に、Aは急いで談話室に行った。
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ニコラス(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！励みになります。これからも妄想空想を書き並べます！ (4月2日 23時) (
レス) id: 95ad312506 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - いつも楽しんで読んでいます。物語の続きが楽しみで仕方ないです。 (3月30日 19時) (レス) @page28 id: cada4a4ce1 (このIDを非表示/違反報告)
ニコラス(プロフ) - あやなみ。さんありがとうございます😊 (3月10日 19時) (レス) id: 95ad312506 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - ✉️。こんにちは、とても面白いです。ハリポタ大好きです！これからも更新応援してます！あのもしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？体調に気をつけて頑張ってください！返事待ってます。ニコラスさん💝 (3月10日 18時) (レス) @page2 id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコラス | 作成日時：2024年3月9日 19時
