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ー「五条悟が死ねば貴様も消える。」
ー「良かったな、愛する男と運命すら共に出来て。」
家に帰ってからも宿儺の言葉が頭の中で繰り返される。
『(私は悟の呪力で此処にいられる……。)』
宿儺が言っていた悟の呪力は多分、ネックレスに込められた呪力の事だ。
胸元にあるネックレスをギュッと握り締める。
『(この呪力が無くなったら私は消える………消えるってどういう事なの？)』
死ぬという意味なのか、それともリセットする前に戻るという意味なのだろうか。
死にたくないが元に戻るのも嫌だ。
ボーッとそんな事をひたすら考えていたからか、悟が帰ってきた事にすら気付かなかった。
トン
『！』
「あ、やっと気付いた。」
『さ、とる……？』
「うんGLGの悟君ですよー、ただいま。」
『……おかえりなさい。』
「ボーッとしてたけど何かあった？」
目隠しを取りながら流し目で私を見る悟に私は宿儺に会った事と話した事以外の話をした。
「七海に会ったんだ。」
『うん。』
「アイツ、出戻り呪術師なんだよ〜。」
『出戻り？』
「そ。高専卒業後は一般企業に勤めてたんだ。」
『それって……灰原君の事があったから？』
ポロリと零した言葉に悟が眉間に皺を寄せた。
「また京都校で聞いたの？」
『え？う、うん……。』
「京都校の奴ら口軽すぎだろ……歌姫に言っとかないとなぁ。」
『七海君がね、もっと早く駆け付けられていれば助けられたかもしれないって言ってた。』
「……アイツも後悔してたんだよ、そもそも結界のせいで窓も気付くのが遅れたんだし。」
“呪霊の結界で時間ズレる事だってあるからね。”
そう続け様に言われ、ドクリと心臓が動く。
『………時間を操ったり空間を捻じ曲げたり出来るの？』
「出来たりする呪霊もいるよ。実際、Aの近くにいた呪霊がその類で何かする前に僕が祓ったんだから。」
『……それ、いつの話……？』
「確か、中学位の時だっけかな？ほら、ネックレス渡す前に呪霊に追い掛けられてたの覚えてる？そん時、僕が助けたでしょ？」
幼馴染みという存在だった悟を異性と意識した時の事だ。
『(あの時の呪霊が……私の時間と空間を捻じ曲げた……。)』
その後日に悟からこのネックレスを渡された。
「まぁ、あの呪霊のおかげでAが僕を意識してくれたんだけどね。」
そう嬉しそうに笑う悟を見て私は宿儺に言われた事を隠し通す事に決めた。
ｰｰｰｰｰｰ
あの呪霊だけ何で夢主を襲ったのか判明しちゃいました。
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プスメラウィッチ - みゅうさん夢主ちゃんは術式はありますか？できれば夢主ちゃんも禪院家の相伝術式に持って欲しいです。お願い出来ますか？続き頑張ってください。 (2022年3月15日 9時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - みゅうさん、この小説は渋谷事変編は、曲げ欲しいです。お願い出来ますか？後五条悟と夢主ちゃんは幸せして欲しいです。ハッピーエンドですか？ (2021年11月10日 8時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 通読人Zさん» 一気読みして下さりありがとうございます！更新速度は遅めですが、頑張ります！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
通読人Z(プロフ) - 久々にここまでの長編を一気読みしました！朝だったはずなのにもうお昼…これからも素敵な作品楽しみにしてます！！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: 484ee080f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - アリスさん» アリス様ありがとうございます！そう言って頂けるなんて……！嬉しくてニヤついてしまいます(*´∀｀*) (2021年9月6日 1時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年8月17日 1時
