変わらない優しさ ページ11
五条side
Aと仲直りしてから更に深まった気がする。
何より彼女の僕との結婚を仄めかす言葉、あれには驚いたと同時に喜びで叫びそうになったよね。
「今日は僕、学長との会食だから夕飯は悠仁と食べてね。」
『え？普通に私が出入りして良いの？』
「大丈夫だよ。」
僕がそう言えば、たちまち嬉しそうな顔をするA。
そんな表情を見れるだけでもう心が躍りそう。
「あ、でも宿儺には気を付けてね。」
『呪術師でもない一般人の私の前には現れないんじゃない？』
「油断禁物。」
『はいはい。』
「“はい”は１回。」
『はーい……ふふ、先生みたい。』
「伸ばさない。だって僕先生だもん。」
こんな会話が出来るのも幸せだ。
自分の命と引き換えに彼女を助けてくれた犀川には本当、感謝しかない。
「じゃあ行ってきます。」
『行ってらっしゃい。』
愛しい彼女が笑顔でいられる様に僕も頑張りますか。
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ーー
Aside
悟が仕事へ向かってから私は食材を買いに出掛けた。
『……確か、伏黒君達は今日鍛錬だけだったはず……。』
悠仁だけに作るのも悪いからと、伏黒君達１・２年生の分もせっかくだから作ろうと決める。
買い物を終えてハッした。
『(こんな量……１人で運べない……！！)』
そう、育ち盛りの彼等が食べる量は多い。
よって必然的に買う量も増える。
『あー……こういう時こそ車あれば便利なのに……。』
１人で項垂れていると後ろから肩を叩かれ声を掛けられた。
「どうかしましたか？」
『いえ、ちょっと……考え無しに買い物をして後悔していただけで………』
愛想笑いで振り向くと私に声を掛けてきたのは、七三分けの特徴的な眼鏡をした男性だった。
どことなく見た事ある人だなと首を傾げれば男性は大きく目を見開いていた。
『あの……？』
「……失礼しました、少し知人に似ていたもので……。」
『そう、ですか……。』
うん、声も聞き覚えがある。
必死に記憶を漁り、思い当たる人物がいたので恐る恐る名前を呼んでみた。
『……もしかして………七海君？』
「……やはり貴女は……Aさんですか？」
当たってたと嬉しくなり笑顔になる私とは反対に、七海君は暗い表情だ。
「……生きて……いらしたんですね……。」
『う、うん……』
「どちらに荷物を運ぶんですか？」
『え？良いの？』
「えぇ。色々とお聞きしたい事もお話したい事もありますので。」
『ありがとう！高専までお願いします！』
文字数……
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プスメラウィッチ - みゅうさん夢主ちゃんは術式はありますか？できれば夢主ちゃんも禪院家の相伝術式に持って欲しいです。お願い出来ますか？続き頑張ってください。 (2022年3月15日 9時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - みゅうさん、この小説は渋谷事変編は、曲げ欲しいです。お願い出来ますか？後五条悟と夢主ちゃんは幸せして欲しいです。ハッピーエンドですか？ (2021年11月10日 8時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 通読人Zさん» 一気読みして下さりありがとうございます！更新速度は遅めですが、頑張ります！ (2021年9月9日 20時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
通読人Z(プロフ) - 久々にここまでの長編を一気読みしました！朝だったはずなのにもうお昼…これからも素敵な作品楽しみにしてます！！ (2021年9月9日 11時) (レス) id: 484ee080f2 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - アリスさん» アリス様ありがとうございます！そう言って頂けるなんて……！嬉しくてニヤついてしまいます(*´∀｀*) (2021年9月6日 1時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年8月17日 1時
