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65話 ページ17

Aside

禰豆子ちゃんが揺さぶっても中々起きない炭治郎。
そちらは任せて私は伊之助君と善逸を起こす事にした。

『善逸!起きて!!』
「んふふふ……」
『起きなさい!善逸!!』
「禰豆子ちゃぁん………」
『………イラッ』

スンと表情が消えるのが分かった。

『(善逸は放っておこう。)伊之助君!』
「A!」
『あ!炭治郎!!起きたのね!』
「此処は頼んだ!」
『えっ……ちょっと1人では危ないって………行っちゃった。』

止めるのも聞かずに走り去る炭治郎。
とりあえず、伊之助君だけでも起こさないと。

『伊之助君………天ぷらが鬼に食べられちゃうよ!(これで起きたら世話ないか……)』
「鬼だと!?」
『(起きたよ……)炭治郎が鬼を1人で相手してる、伊之助君もすぐに加勢して。』

コクリと頷いた彼は炭治郎が向かった方へ走っていった。

『……次は……煉獄さん!起きてください!!』
「……桑島少女か………」
『良かった……今、炭治郎と伊之助君が鬼を倒しに行ってます。』
「そうか!すぐ向かおう!!」
『お願いします、此処はおまかせ下さい。』
「頼んだ!」

……さて、善逸は起こさなくても良いかな……。

ーーーーーー
ーーーー
ーー

善逸side

「こっちこっち!!こっちの桃が美味しいから!白詰草もたくさん咲いてる。」

禰豆子ちゃんの手を引っ張って俺は目的の場所に連れて行く。

「白詰草で花の輪っか作ってあげるよ禰豆子ちゃん!俺本当に上手いの出来るんだ!」
「うん、たくさん作ってね!」

嬉しそうな禰豆子ちゃんが可愛い……!!

「あ、途中に川があるけど浅いし大丈夫だよね?」
「川?善逸さん、どうしよう私泳げないの」
「俺がおんぶしてひとっ飛びですよ川なんて!禰豆子ちゃんのつま先も濡らさないよ、お任せ下さいな!!」

顔を真っ赤にして言えば、また嬉しそうな笑顔。
俺も嬉しくて前を見たら遠くに女の子がいた。

「(誰だ?)」
「善逸さん?」
「(何でそんな悲しそうな音立ててるの…?)」

振り向いた女の子は微笑んでて、だけど目はと
ても泣きそうで聞こえてくるのは割れていく音。

ー善逸、良かったね。

「……え?」

ー今までありがとう、幸せになってね。

背を向けて去っていく彼女に俺は手を伸ばした。
いつの間にか隣に禰豆子ちゃんはいなくて、辺りは炎で包まれてる。

「(熱くない………これは禰豆子ちゃんの炎。そして……)」

去っていく彼女はAだ。
俺が幸せにしたい、いっとう大切な女の子だ。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 我妻善逸 , 転生・多重クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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みゅう(プロフ) - ゆうさん» ゆう様、ありがとうございます!こんな拙い文章なのに、そう言って頂けて嬉しいです!! (2020年10月10日 17時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 何でしょうか、あなたは人間ですか??(失礼)文才ありすぎですね僕にも才能分けろください() (2020年10月10日 11時) (レス) id: 7af342ea3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅう | 作成日時:2020年9月1日 10時

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