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約束 ページ47

あの後、傑は今度美味い蕎麦屋に連れてってもらう事になり硝子はブランドの化粧品を聞かれていた。

「うーん、そこのブランドの化粧品なら志穂の方が詳しかった気がする。」
「志穂?彼女さんですか?」
「違う違う、下の妹だよ。Aの姉。」
『あー、確かに姉さんなら詳しいと思うよ?姉さんが使ってる化粧品そこのブランドだもん。』
「へぇー、Aのお姉さんも私と同じとこ使ってんだ。」
「よし。化粧品は買ったら届けてあげるよ、志穂の買い物に付き合わなきゃいけないから丁度良かった。」

次に兄貴は俺を見て頭をクシャリと撫でた。

「悟は俺の友達がゲーム会社に務めてて新しいゲームのテストプレイしたいらしいから、行くか?」
「マジで!?行く!!」
「じゃあ友達に言っておく、都合付いたら連絡する。」
『兄さん、会社に戻らなくていいの?』
「もうそんな時間か……。」

兄貴は俺達の頭を撫でて笑う。

「これからもAと仲良くしてくれな。」
「はい。」
「悟もAを彼女にしたんなら大事にしろよ?じゃないと……」
「大事にするって。」
「じゃあ俺はそろそろ戻るよ。A、帰る時は迎えに来てやるから連絡しろ。」
『ありがとう兄さん。』

人混みに消えていく兄貴の背中を見送って、俺達は高専に帰ることにした。

「結局、押し切られてしまったね。」
「夏油はまだ蕎麦屋だから良いじゃん、私なんか愛用ブランドの化粧品……高価すぎるっしょ。」
「悟に至ってはまだ発売されていないゲームのテストプレイ。」
「お兄さん、人が良すぎない?」

2人の言葉を聞きAは苦笑いをする。
そんな気にする事なのか、気にせず甘えればいいのに。

「そうそう志穂さんだっけ?お姉さん。」
『うん。』
「どんな人?」
「美人。」
「何で五条が答えんだよ。」
「俺も良く知ってるから答えたって問題ないだろ。」
「Aに聞いてんの。」

傑も気になるのかAの言葉を待つ。

『悟の言ったように姉さんは美人だよ。』
「いや、性格は?」
『うーん……お淑やかではないかな、よく兄さんと口喧嘩してるし。』
「あれ?意外。お兄さん喧嘩とかしなさそうなのに。」
『喧嘩の内容は私が姉さんの為に作ったデザートとか兄さんが食べちゃって、それで姉さんがキレる。』

昔もそれで兄貴がひたすら謝り倒していたのを思い出す。
その時の姉貴は兄貴を言い負かして高い買い物させてたっけ?

高専に着いた俺達に任務が入り微妙な顔を先生に向けたのだった。

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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます!!叫ばれるほどだったとは…! (2021年4月13日 12時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました!!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです! (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます!面白いと言っていただき嬉しいです!出来るだけ更新早くなるよう頑張ります!! (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月18日 9時

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