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驚いた表情のまま兄貴はAを見て、俺達を見た。

「おまっ……外出歩けるのか?」
『うん?母さんから聞いてない?』
「何も。」
「あれ?俺ちゃんとおばさんに伝えたんだけど。」
「悟も久しぶりだな………どこのヤンキーかと思ったよ。」
「酷ぇな。」
「いや、その格好にサングラスって……しかも後ろの彼はボンタン……。」

驚いた表情から引き攣った表情に変わる。
そんな兄貴をよそにAは嬉しそうな顔で傑達を紹介した。

『兄さん、彼は夏油傑君。悟の同級生で夏油君は親友なんだよ!』
「そ、そうか………類は友を呼ぶというかなんというか……。」
『それで彼女が家入硝子さん、同じく悟の同級生で私の大事な友達なの。』
「んー?友達程度?親友とは呼んでくれないなんて……。」
『え、親友って紹介して良いの?』
「アンタが嫌ならしなくていいよ。」
『嫌なわけないじゃん!』

“改めて私の親友の硝子!”

硝子の腕に抱き着いて笑顔で言うAに兄貴は胸を抑えて蹲った。
そういやぁ、兄貴はシスコンだったな。

『え、兄さん大丈夫!?』
「大丈夫……俺の妹が可愛い……」
「心の声だだ漏れかよ。」
「ウケる。」
「初めまして夏油傑です。」
「見かけによらず礼儀正しいな……。」
「家入硝子です。」

傑と硝子が会釈する。
兄貴も佇まいを正して、

「Aの兄のA雪紘(ゆきひろ)だ。」

ニコリと笑った。
兄貴も飯がまだだと言って一緒に食う事に。

「……そうか、1週間後には帰ってくるのか。」
『悟達のおかげ。』
「妹を助けてくれて有難う、悟達には何かお礼しないといけないな。」
「いえ、大した事はしてませんし……。」
「夏油の言う通りです、A本人が頑張った結果ですよ。」
「じゃあ俺はまたどっかに連れてって欲しい!」

傑と硝子が断る横で俺が手を挙げて強請れば2人からジトリとした視線をもらった。

「五条……アンタ……」
「こういう時は遠慮するものだろ?悟」
「えー、別に俺と兄貴の仲だし。」
「だからって……」
「夏油君、構わないよ…悟は弟みたいなものだからね。2人も遠慮なんかしなくていい、妹の友人なら尚更何かしてあげたいんだ。」

困った顔で見合わせる傑達にAも後押しする。

『皆がいなかったら助かってなかった、だから私からもお礼させてよ。』
「……Aまで言うなら……」
「それなら私はAさんの料理がまた食べたいな。」
『腕によりをかけて作るから!』

Aに2人がとうとう折れた。

約束→←大事な友人



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みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます!!叫ばれるほどだったとは…! (2021年4月13日 12時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました!!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです! (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます!面白いと言っていただき嬉しいです!出来るだけ更新早くなるよう頑張ります!! (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月18日 9時

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