【五条悟】私の人生リセット！いや何か混ざってません？

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無事、小学生になりました！
変わった事と言えば……

『(数増えてね？つか、何か雄叫び上げて怖いんだけど。)』

幽霊とは違う気味悪い物体を見るのが増えた事。
嬉しくないよ、幽霊も嫌だけどコレらはもっと嫌かな。

『(見えない見えない、目を合わせるのは駄目。)』

登校する時も、買い物行く時もそう暗示を掛けるのが常になった。
油断してると目前にあの気持ち悪い顔が現れるんだもの。
流石にその時は足を止めたよね。

『っ！』
“ミエルゥゥゥ？”
『(見えてませんよ！？)あー……御飯は何にしようかなぁ。』

なんて呟きながら視線を空に向けて、何とか逃れたのは記憶に新しい。
化け物ばっか見てるからか幽霊と目が合った時は心から安心した。

『(あ、何か日常が戻ってきた感じがする。)』

ニヘラと笑った私を幽霊達が怖がって消えていくのは解せないけどね。
その日も学校帰りに買い物して帰ってる最中だった。

『卵買ったでしょ？お肉、油揚げ……』

買った物を口に出しながら確認してたら思いっきり背中に衝撃を感じた。

ドン！

グシャ

『あー！！』

買い物袋を落としてしまい、嫌な音が聞こえる。
これ完璧卵割れたよね！？

『(一体誰よ！)』

文句言ってやろうと振り向いたら私と同い年くらいの少年がいて、その瞳に言葉を失った。

『………綺麗……』
「は？」

白髪だけど、陽に照らされてキラキラ光ってるように見える。
何よりも碧眼の瞳が綺麗だった。
ポーッと見惚れている私の視界を遮るように化け物が顔を出す。

“ミミ…ミエテル…？”
『(いや邪魔なんだけど！！)』

まだ彼の瞳を見ていたかったのに。とスッと視線を逸らせばギャッなどという声と共に化け物が消えた。

『……え？』
「お前、“視えて”んだな。」

化け物が消えたのは目の前にいる彼がやったからだと遅れながらも理解し、問われている事には首ふり人形の如くただ首を縦に振っていた。

これが私と彼、五条悟との出会いである。

後に

『(リセットじゃなくね？)』

と思ったのは言うまでもない。





ｰｰｰｰｰｰｰｰ
あ、幼少期の五条先生って外出歩いてるんだっけ？
喋り方とか難しい……。

始めたばかりなのに、お気に入りして下さって有難うございます！！

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