リセット? ページ3
状況を把握した私はあの後、家事全般やって晩御飯を作り終えた所に家族が帰宅→発狂させるという事態を起こした。
そりゃあね、5歳児が家事全般こなして晩御飯まで作ってたらそうなるよね。
異常だもんね!
だけどさ………
「はい、次の方ー。」
『(病院に連れてくるのは酷すぎない??)』
ヒクリと引き攣る口元をなんとか抑え、医師の質問に答えていく。
結果ー
「何処も異常は見られませんね。」
「「家事全般こなすのに!?」」
息ピッタリな両親に困った表情を返す先生。
これ以上は専門外だと言われれば今度は精神科に連れて行かれる気がしたので、それは勘弁と思い両親に声を掛けた。
『おかーさんの見てたからできたんだよ。』
褒めてと言わんばかりにニッコリと笑って言えば、母は感激して私を抱き締めた。
「この子本当は天才なのよ!」
「いや……お前、そんなに家事こなしてないだろ……。」
そんな父の言葉は聞こえてないのか母は私を抱き締めたままだ。
これは父も丸め込む必要があると感じた私は更に演じる。
『……みんな、お仕事大変そうだったから……私が出来たら喜ぶかなって思ったの………おとーさんにも喜んで欲しくて……』
「嬉しいに決まってるだろ!」
『……でも……私、変なんでしょ?』
「そんな事ないぞ!家族想いの優しい子なんだよな。」
『……じゃあ……これからも全部やってい?』
「勿論!……え、全部?」
『うん!全部!!』
言質はとった。
表ではニコニコと笑いながらも心ではほくそ笑むのであった。
ーーーーーー
ーーーー
ーー
『(あの時の父さんの顔は面白かった……)』
買い物に行こうと外を歩きながら思い出す。
勿論と言ってしまった手前、今更ダメだと言えなくなった父に私は手を上げて喜んだのだ。
『……今日は何にしようかなー。』
鼻歌を歌いながら歩いていると、木の根元に何かいるのが分かった。
あぁ、いつものかと思いきや……幽霊じゃなく気味悪い物体である事に止めどなく冷汗が出た。
『(なんかいる……!なんかいるんですけど!!)』
あんなの前はいなかった!
しかも此方見てるし!近寄ってきてるし!!
『(人の顔を覗き込むなよ!)』
ここはスルーだと言い聞かせ、見えていないように歩を進めた。
若干、変なの混ざってるなぁ位にしかその時は思っていなかった。
後日、それを上回る出来事に遭遇するとは知らずに。
ーーーーーーーー
5歳児が家事全般こなす無理設定(笑)
次で五条先生出せるかも!
486人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゅう(プロフ) - 御笠梨夜さん» お返事遅くなりました(汗)ありがとうございます!!叫ばれるほどだったとは…! (2021年4月13日 12時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
御笠梨夜(プロフ) - 主さんと五条悟さんに落ちた理由がピッタリ過ぎて叫びました!!! (2021年4月7日 21時) (レス) id: 2a8a3245ef (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - つぶやき星のつぶやき女さん» 続き気になると言って下さり嬉しいです! (2021年4月4日 0時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
つぶやき星のつぶやき女 - 面白かったです。続き気になります。更新がんばって下さい! (2021年4月4日 0時) (レス) id: 9c9562d775 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - イオさん» 有難うございます!面白いと言っていただき嬉しいです!出来るだけ更新早くなるよう頑張ります!! (2021年4月3日 21時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月18日 9時