後日談2 ページ2
善逸side
蝶屋敷に戻った俺達を迎えてくれたのはカナヲちゃんだった。
「おかえり。」
と笑顔で言ってくれたのにAを見るなり笑顔は固まり、踵を返した彼女は素早い動きで中に入ってしのぶさんを連れてきた。
「カナヲ、一体どうしたんです………」
しのぶさんの言葉が止まる。
そりゃあそうか、あの戦いで消えたAが此処にいるんだもんな。
ただ2人とも笑顔なのに音が凄まじい。
炭治郎も匂いで分かったのか苦笑いしてる。
『えっと………ただいま戻りました……?』
「あれからどのくらい経ってると思いますか?」
『………3か月です。』
「そう3か月経ってます、連絡も無しにどうしていたんでしょうかねぇ?」
『あの……その……連絡手段が無かったと言いますか……。』
「何処に行くとも聞いてませんし?」
『ごめんなさいぃぃぃ!!』
耐えきれなくなったのかAが謝りながら俺の後ろに隠れた。
今のカナヲちゃんとしのぶさんはニコニコしてるけど怒ってるといった感じだ。
「そんな困ったAさんは私と一緒に行きましょうか。」
『ど、何処にでしょうか……?』
「御館様にはご連絡済みですし他の方々も来て下さいますから。」
『え"』
縋るように俺達を見つめるAに炭治郎と伊之助は目を逸らし、禰豆子ちゃんは笑顔で手を振った。
『酷くない!?』
俺はと言うと……
「頑張れ。」
そう応援するだけ。
『善逸まで!?』
「さあ行きますよ。」
『いやいや!ちゃんと自分で伺いますから!』
「遠慮しなくて良いんですよー。」
『遠慮します!激しく遠慮しますとも!!』
「皆さん、Aさんの帰りをずーっと心待ちにしてましたから。」
『……年単位じゃないだけまだマシな……』ボソッ
あ、しのぶさんの笑顔に青筋が増えた。
ボソリと言っても俺の耳には届いてるわけで、近くにいたしのぶさんなんか余裕で聞こえてただろう。
「(あーあ、俺は助けないぞ。)」
「Aさんとは1度しっかり話し合わないといけませんね。」
『………え?』
真っ青になるAを笑顔のまま引き摺るしのぶさんを俺達はただ見送った。
「善逸、Aは大丈夫だろうか……。」
「多分な。」
ーーーーーーーー
この後のAさんは案の定、柱全員+御館様にお叱りを受けました。
番外編は好きな内容を好きなだけ書きます!
後日談もまだまだあります。
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秘密の本棚 - 番外編おもしろい!続き頑張ってください(´∀`) (2022年11月24日 17時) (レス) @page2 id: 1e2af6a07a (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - ぽんさん» 教えて下さり有難うございますm(__)m (2021年3月3日 11時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゅう | 作成日時:2021年3月3日 7時