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「あ！！夏油さん！！」
座り込んで顔を下に向けている夏油に明るい声が届いた。
「灰原……」
「お疲れ様です！！」
笑顔を浮かべる灰原だった。
「何か飲むか？」
「えぇ！？悪いですよ……コーラで！！」
「フフッ」
悪いと言いつつ飲み物を即答する灰原に思わず夏油は笑ってしまった。
隣に座った灰原は明日の任務の話をし始めた。
「明日の任務、結構遠出なんですよ！」
「そうか、お土産頼むよ。」
「了解です！！甘いのとしょっぱいのどっちが良いですか？」
「悟も食べるかもしれないから甘いのかな。」
「A先輩も甘いの好きで………あ。」
口を噤んだ灰原は苦笑いを零す。
「すみません、もう１年経つのに……。」
「……灰原はAさんが好きか？」
「好きですよ！あ、でも恋愛的な好きとかじゃなくて……」
「フフッ……慌てなくても悟はいないから大丈夫。」
「…そうでした……」
ヘラリと笑う灰原に夏油も口元を弛めて続きを促した。
「それで？」
「え？あー……姉がいたらこんな感じなのかなぁって。」
「姉？」
「はい。自分には妹しかいないので……なんとなく。」
照れ臭そうに笑って灰原は続けた。
「お菓子を作ってきてくれたり、勉強教えてくれたりとお世話になりましたし……。」
「いつ教えてもらったんだ？」
「A先輩が高専に来ていた時、五条さんが任務でいなくてたまたま……。」
「なるほど。」
当時、自分が任務でいない時に高専来るのが納得いかないと五条が拗ねていたのを夏油は思い出した。
「(悟が聞いたらまた拗ねそうだな。)」
「だからこそ……もっと早く気付けてたら助けられたのかなって思うんです。」
結界により発見が遅くなり、派遣されたのは七海と灰原だったなと思い夏油はそっと灰原に問う。
「………灰原、呪術師やっていけそうか？辛くないか？」
「そー……ですね、A先輩の事は抜きにしても自分は物事を深く考えない
「……そうか。」
「そうだな。」
第三者の声にハッと前方を見る。
そこにはジャケットを持った女性が立っていた。
「君が夏油君？どんな女が
咄嗟に浮かんだのは嬉しそうに笑うAだった。
ｰｰｰｰｰｰｰｰ
失って気付くものもありますよね。
灰原君はAさんを親愛で好きでした。
妹に会わせたら楽しそうだなとも考えていたと思います。
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さあら - こちらの作品大好きです！第3部も楽しみにお待ちしてます！ご自身のペースでゆっくり更新していたなければ嬉しいです！ (2021年6月9日 23時) (
レス) id: 1dd9db070b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 夢主ちゃんは五条悟の記憶はありますか？後、渋谷事変編は、曲げ欲しいです。お願い出来ますか？ (2021年6月8日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - プスメラウィッチさん» 以前にもお伝えしましたが、五条さん落ちです。 (2021年6月4日 9時) (レス) id: c63776aca3 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - この小説は五条悟オチですか？ (2021年6月4日 9時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 夏油ぉぉぉ…離反しちまったかぁ〜(´；Д；`)でも夢主が無事なのを知れてよかった！匿ってるは一体誰なんだろう…？？次の更新が楽しみです！！ (2021年5月28日 22時) (レス) id: 7231dc8d8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅう | 作成日時：2021年4月26日 1時
