神社のキツネさん【桃】

壊れた神社 ページ19

side:sakuma



前回神社に行ってから数日後に俺たちSnowManはデビューすることが決まった。

嬉しくてすぐにAに報告したかったけどデビュー決定から今まで忙しくて中々遊びに行けなかったけど今日は行けそう



佐久間「あ！ねぇ阿部ちゃん！今日Aのとこ行かない？」

阿部「いいね、康二たちは誘うの？」

佐久間「まぁ全体的に声かけたらいいんじゃない？おーい！みんな！今日神社行く人〜！」

向井「俺行きたい！」

ラウ「僕も！」

宮舘「俺はいいかな、」

深澤「俺もパース、疲れたぁ…」

目黒「俺も早く帰って寝たいっす」



照と翔太も誘ってはみたけど翔太は面倒臭いって言うし照はトレーニングしたいからって2人にも断られちゃった

仕方なく俺と阿部ちゃんと康二とラウの4人でいつも通り神社に向かうとそこには何も無かった。



佐久間「…は？」

向井「なんでっ…！」

阿部「神社が…ない」



俺らの目の前には無惨に壊されて跡形も無くなっている神社があった。

みんな唖然として固まってる



ラウ「ねぇ、これ神社壊れちゃってるけど、Aさんって…どうなってるんだろ」

阿部「確かに、神社の管理人さんだけど…居ないよね？」



いつもなら俺がおっきな声で

「A〜！来たよ〜！」

って言って

「煩い」

と不機嫌そうに顔を顰めながら神社から出てくる。

今日もそうして出てくる事を願って声を出す



佐久間「っ…Aー！！」

「なんだ…今日は一段と煩いな」

佐久間「A！！」

「んぶ」




後ろから声が聞こえて振り返ると狐の姿で所々怪我をしているのか赤くなっているAがいた。

静かに煩いと言って座っているAはいつもの雰囲気とは違って覇気が無かった。

思わず抱きしめると口元がシャツにめり込んだのか何か言ってたけどとにかく無事でよかった…



向井「A！何があったん？！」

阿部「Aさんいるの？」

「あぁそうか、…と、すまなかったな」

佐久間「…けがしてる」

「壊れた時にな、これを取りに戻ったら見事に柱の下敷きになってな。このザマだ」



阿部ちゃんとラウにも見えるように人間の姿になったAは狐の姿よりも傷が目立つ

困ったように笑う彼女はどこか泣いているように見えた。




＿＿


作者の私生活が予定みっちみちで今日上げれるのはこれだけになりました…すみません

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