お泊まり ページ13
客間から1つづつ敷布団と掛け布団、枕を出して自分の部屋からいつも使っている布団のセットを持ってくる
「しょ…っと、これでいいな」
佐久間「ちょっと待った！！」
「っ…煩いな…何だ？」
阿部「俺からも待った、なんでAさんの布団もあるの？しかも客間にも1つしか無かったし」
「あぁ、あれは客用に1つと私の部屋に1つしかないからな。佐久間はそれで我慢してくれ」
佐久間「俺なの？！」
流石に布団がこれしかないとは言え2人で1枚は嫌だと思うから私の布団で我慢して欲しいものだ。
これで断られたら申し訳ないが2人には同じ布団で寝てもらおう
「佐久間の方がちっちゃいからな、ギリギリだが入るだろ」
阿部「確かに」
佐久間「待った、じゃあAはどうするの？」
「私は狐だぞ？夜に起きて朝に寝る動物だから大丈夫だ」
阿部「まぁ確かにね…眠かったら遠慮なく言ってね？」
「そこに関しては任せろ、眠かったら佐久間から布団を剥ぎ取るからな」
佐久間「酷！」
2人に寝巻き(浴衣)を渡して部屋から出て自分の部屋に入る。
寝静まったのか話し声が聞こえなくなって狐の姿に戻った。
自分の部屋から外に出て久々に鳥居の上に登り座る。
冷たい風が柔らかく吹いてきて気持ちいい
月を見上げると今日は三日月
私は満月の次に三日月が嫌いだ。
完璧に見せたいけど欠けていて、それでも綺麗で愛される。
月の見えない新月が好きだ。
実際には居るのに誰にも見つからない。
いつもは余り見られない星が輝いて良く見える。
しばらく星を眺めて昔のことを思い出す。
すると後ろからガラガラと襖をゆっくりと開ける音が聞こえてきた。
？「あぁ、そんな所にいたんだ？」
「まぁな」
振り返ると後ろの髪をﾁｮｺﾝと少しだけ結んだ佐久間がゆっくりと鳥居の近くまで歩いて来ていた。
真下に来ると階段の1番上の段差に座る
佐久間「ね、ここおいで」
自分の膝をポンポンと軽く叩いて私も見上げた。
素直に鳥居から降りて膝の上に乗ると佐久間のヒヤリとした手が私の肌に触れた。
「冷たいな…中に入るか？」
佐久間「んーん、もーちょっとここにいる。」
「そうか」
いつもの煩さが嘘のように静まり返っていて空を見上げている張本人
ふと話したくなった。
この神社には何故人が来なくなったのか、何故1人なのか
「佐久間、私の話を聞いてくれるか？」
佐久間「いいよぉ」
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はねちゃ(プロフ) - 琉衣さん» ありがとうございます！琉衣さんは1番コメントをして下さってるのでよく印象に残っています(*^^*) (6月19日 21時) (
レス) id: ec323cccbd (このIDを非表示/違反報告)
はねちゃ(プロフ) - 琉衣さん» 修正しました！ありがとうございます^^ (5月25日 14時) (レス) id: ec323cccbd (このIDを非表示/違反報告)
はねちゃ(プロフ) - 琉衣さん» すみません今コメントに気づきました！^^;どのお話ですかね…？ (5月25日 10時) (レス) id: ec323cccbd (このIDを非表示/違反報告)
はねちゃ(プロフ) - ありがとうございます！本人は嫌がってますが傍から見ると完璧に親子に見えるらしいです^^ (2023年4月5日 22時) (レス) id: ec323cccbd (このIDを非表示/違反報告)
はねちゃ(プロフ) - またいい話が思いついたら更新します！ (2023年4月2日 22時) (レス) id: ec323cccbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はねちゃ | 作成日時：2023年3月24日 7時
